自分のトレードを振り返るためにトレードを記録したいんだけど、よい方法ある?
こんなお悩みに答えます。
この記事の内容
この記事を書いているのは、FX歴10年超、Twitterのプロフィールを編集するとウェブサイト欄が勝手に空白になること知らずに1ヶ月間放置して涙が止まらない、ガチうっかりトレーダーです。
令和元年おめでとうございます!
ことろで令和って”reiwa”と”leiwa”。
どっちが海外の方向きですかね?
…はい、「トレードの記録ってどうやって残せばいいの?」というお悩みをちょいちょい聞きます。
この記事では、『令和元年に始めよう!FX初心者のトレード記録のまとめ方』について解説します。
記録を残す理由を考えよう!
なぜトレード記録を残すのか?
そもそも、どうしてトレード記録を残したいんですか?
胸に手を当てて目をつむって静かに自分で考えてみてください…
…トレードに勝ちたいから、次回はより良いトレードをしたいから、でしょうか?自分のトレードの欠点を見つけたいからでしょうか?トレードの教訓を得たいからでしょうか?
このブログの『FXの記録』記事の執筆理由
手前ごとで恐縮ですが、このブログ『のりポンのFX日記』も半ばトレード記録の体で執筆してます。
特に『FXの記録』カテゴリーの記事は値動きの定量的な内容を残して次回のトレードの参考する前提で記録、つまりは始めっから見返す目的で書いてます。
自分のトレードの記録を残すときはただ漫然と記録を残すんじゃなくて、「次のトレードに活かすために何を残せばいいのか?」を常に考えながら記録することをオススメします。
事実と心境の2つを記録しよう!
トレーダーが戦う相手は値動きじゃなくて自分自身
FXトレーダーが戦ってる相手は値動きじゃありません、自分自身です。なぜなら「この判断は正しかったのか?間違いではなかったのか?」と常に自分の選択を自問自答し続けるからです。
自分のトレード・ルール(≒トレード手法)という定量的な選択と、その選択が果たして正しいのか?と自問自答する定性的な判断の狭間で揺れ動くわけです。
毎回トレードのたびに心を消耗する状態、迷いを抱え込む状態って正直ヤバイですよ?いけません、全部記録に残して吐露して心の重荷から開放されましょう!
事実と心境の2つを記録しよう
自分のトレード・ルールによりエントリーからエグジットするわけですから、記録すべきはまずトレード・ルール通りだったか?です。
エントリーやエグジットの根拠を数字を交えて事実通りに正確に残しましょう。簡単なのはトレード時のチャートを残すことです。さらにチャートにいろいろと書き込めば自分だけの教科書の出来上がりです。
自分だけのFXの教科書を創る+値動きに寄り添うトレードについて解説していますので、合わせてご覧ください。
次にトレード時の自分の心境を残しましょう。
本当はルール通りのエントリーやエグジットではなかった理由、また何を不安に思ったのか?その理由は?など、近い将来にまたエントリーする自分に向かって教えてあげたい心の変化や有り様を記録しましょう!
PDCAをブン回そう!
さぁ、より良く改善する準備が整いました!
トレード記録を残して終了ッ…ではありません。トレード記録を残すことは、改善のサイクルを始めるスタートラインにやっと立ったということです。
では記録を基にPDCAを回しましょう。PDCAとは、P(計画)・D(実行)・C(評価)・A(改善)のことです。
トレードを記録している時点でP(計画≒トレード・ルール)とD(実行≒エントリー・エグジット)は済んでいるので、まずはC(評価)からですね。
PDCAをブン回そう!
C(評価)では、トレードが自分のトレード・ルールに沿って行われたか?を評価します。
そしてトレード結果を見て、良かったところと悪かったところを客観的な数値と心境の変化の両面から考えて、その結果になった理由を振り返ります。
次のA(改善)では、C(評価)の結果から良かったところは続けて、悪かったところは次回のトレードまでにどう改善するかを決めます。このトレード・ルールを続けるか?修正するか?いったん中止するか?まで考えて、次のP(計画)に活かします。
1つずつ、1つずつの改善でよい
C(評価)の時に「あ~これも記録しておけばよかった!」と気づいたら、次回から追加で記録しておきましょう。自分だけの教科書の内容がドンドン充実していきますよ。
もし改めた方がよいことろがたくさん見つかっても、一気に全部修正する必要はありません。
1つずつ改善して良くなっていることを確認できたら、次の1つを改善しましょう。一気に全部改善しても必ず良い結果になるわけではないし、何を改善したことで良くなったのかを特定することが難しいからです。
トレード記録を残すことは自分だけの教科書を創ること
トレード記録の強い味方
トレード記録を残すときは、チャートをデータで残したり紙に印刷して書き込んだり、市販の手帳を使う方も多いと思います。
もし手帳を使おうとお考えなら、まずはこちらの手帳がおすすめ!
この『ほぼ日5年手帳』、日別の1ページ構成ですが、なんと1ページに5年分の項目が設けられて5年で5周するのが最大の特徴です。
つまり5年間トレード記録を続ければ、毎回5年前までのトレード記録を振り返ることができる手帳なんです。
オススメする理由は、毎年同じ日のページに記録して毎日過去を振り返ることができるので、自分のトレードがどのように変化してより良くなっていったのか、自分のトレーダーとしての成長を簡単に感じることができる手帳なんです。これは本当に超オススメです!
次にご紹介するのはトレーダーなら超テッパンの手帳です。
もしFXトレードを記録する手帳に迷ったら、まずはこの手帳を手に入れれば間違いナシ!です。
この手帳の掲載情報は…
- 各市場のタイムテーブル。
- 各国祝祭日。
- 月間カレンダーには各国指標スケジュール。
- 各国標準時間とサマータイムの切替日も掲載。
- 月間カレンダー右下には小窓で1年前のドル円と日経平均のチャート。
さらに見開き1週間のページには…
- 左の日別ページには各国指標発表内容と発表時間。
- さらに口座残高の記入欄。
- 右ページはグリッド状で自由に書き込める。
さらにさらに巻末にはおよそ90ページに渡り…
- 為替年表。
- 株式年表。
- 近年表。
- 原油年表。
- 2007年以降の出来事。
- 主要国の政策金利の推移。
- 各国経済指標。
- 各国基礎データ。
- 日米独の10年債利回りの推移。
などなど圧巻の情報資料を掲載、さらに…
- ローソク足の見方。
- FX玉帖(トレード記録表)。
まさにFXトレーダー必須の手帳で、私も2015年から毎年買ってスケジュールを確認したりトレードを記録したりしてます。
表面のカバーは黄色が人気ですぐに売り切れちゃうので注意。でも黒のカバーならどこに出してもビジネス手帳っぽいので問題ナシ!私も本業で使ってます。
まとめ:トレード記録は自分だけの教科書を創ること
市販のFX本や他のトレーダーさんのトレード記録は、自分にとってはあくまで『FXの参考書』止まりです。
トレードの役には立っても自分のトレード経験は反映されていません。
でも自分で記録するトレード記録は、自分のトレード内容と自分の心境が反映された『自分だけのFXの教科書』です。しかもその内容は記録する度により良くより濃くなっていきます。
トレード記録をしっかり残して次のトレードに活かせば、自分のトレードがドンドン上達すること間違いナシ!ですね。