先週(6/10週)は前週(6/3週)のドル売りスイスフラン買いの調整と見る向きが強かった。
ジリ高となりながらも前週(6/3週)の高値安値に包まれるパッとしない値動きとなった。
次週(6/14週)は指標結果を動機に大きく動く可能性を考慮して指標発表スケジュールはしっかりと押さえておきたい。
これらを踏まえて、6/17週のドルスイスフランの注目ポイントは次の通り。
- 1.00030付近をしっかり突破できるか?
- 下落再開なら0.98640付近到達まで速いペースになりそう
- 6/19(水)のFOMC政策金利発表・FRB議長記者会見に注目
1.00000付近の抵抗線はしっかり機能してそうなので、基本に立ち返って下落目線で値動きを注視したいと思っています!
2019/6/10(月)~6/14(金)のドルスイスフランチャートのおさらい
先々週(5/27週)と先週(6/3週)のドルスイスフランチャートのおさらい
値 | 先々週(5/27週) | 先週(6/3週) |
始値 | 1.00154 | 1.00045 |
高値 | 1.00982 | 1.00171 |
安値 | 1.00009 | 0.98537 |
終値 | 1.00105 | 0.98787 |
ボラ | 97.3pips | 163.4pips |
方向 | 横ばい | 下落 |
先々週(5/27週)は、前週(5/20週)の下落の流れに反発して上昇を試みたが1.01130手前付近の抵抗に押し戻されて失速、1.00030付近にサポートされるまで値を下げた。
先週(6/3週)は開始直後から大きく値を下げて0.98640付近にサポートされるまで下落、0.99230付近を下抜けたことで支持線から抵抗線に機能が入れ替わり上昇の値動きを阻んだ。
2019/6/10(月)~6/14(金)のドルスイスフランチャートのおさらい
値 | 先週(6/3週) | 今週(6/10週) | 説明 |
始値 | 1.00045 | 0.98910 | 下に窓明け スタート |
高値 | 1.00171 | 0.99952 | ジリ高 |
安値 | 0.98537 | 0.98778 | 初日安値 |
終値 | 0.98787 | 0.99877 | ジリ高で 終える |
ボラ | 163.4pips | 117.4pips | やや低調 |
方向 | 下落 | 上向き | 調整見合い |
月日 | ボラ | 説明 |
6/10(月) | 106.9pips | 0.99230付近に 抵抗される |
6/11(火) | 53.5pips | ジリ高 |
6/12(水) | 97.0pips | ジリ高 |
6/13(木) | 81.9pips | やや調整入る |
6/14(金) | 90.9pips | 米指標好感で ドル買い入る |
平均 | 86.0pips | 普通 |
2019/6/10(月)~6/14(金)のドルスイスフランはどう動いた?
今週(6/10週)は先週(6/3週)の下落の流れから変わって、ジリジリと値を上げたが1.00000手前で失速し週を終える調整の値動きだった。
しっかりと機能したのは0.99230付近のサポートラインと、1.00030付近のレジスタンスラインの2本。
ただ、ジリジリと値を上げたものの先週(6/3週)の高値安値圏内での値動きで収まったため、D1足やW1足といった中長期目線ではやや方向感に欠ける値動きと見ることもできる。
先週(6/3週)で溜め込んだドル売りスイスフラン買いポジションの調整といったところだろうか?
5/7(火)以降続いているドル売りスイスフラン買いの下落傾向への反発と見るには、やや勢いが足りない値動きの週となった。
来週(6/17週)のドルスイスフランの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1.02040 | 4月後半~5月初めの 強力な抵抗線、レンジ上限 |
抵抗 | 1.01590 | 4月後半~5月初めの支持線 レンジ下限 |
抵抗 | 1.01130 | レンジ下限1.01590付近 ブレイク後の抵抗線 |
抵抗 | 1.00550 | しっかりとした支持線 5/28(火)現在は抵抗線 |
抵抗 | 1.00030 | 2月後半の抵抗線 |
抵抗 | 0.99700 | 1月後半の抵抗線 2月後半の支持線 |
支持 | 0.99230 | かなり強力な支持線 下抜けると下落加速 |
支持 | 0.98640 | 1月初の抵抗線 |
支持 | 0.98100 | 1月初の やや強い支持線 |
支持 | 0.97470 | 1月初の支持線 今年の奈落 |
動機なければ上昇は限定的
次週(6/14週)は5/7(火)以降続いている下落傾向に対して、その流れを踏襲するか反発するかを見極める週となりそうだ。
ただ先週(6/10週)がその前週(6/3週)のドル売りスイスフラン買いポジションの調整に留まり、下落傾向への反発と見るには弱い値動き。
上昇するにしても動機薄ならジリ高模様で1.00030付近をやや上抜ける程度で上値を押さえ込まれる可能性がある。
下落なら速いペース
一方、先週(6/10週)を下落の最中の調整週と見れば、次週(6/14週)に下落再開となると速いペースで値を下げる可能性がある。
その場合は1.00030付近を高値にして、0.98640付近の支持線到達まではしっかり下げていきそうだ。
6/19(水)のFOMC政策金利発表・FRB議長記者会見があるので否応無しに値は動くものの、レンジを形成するなら0.98640~0.99700間といった範囲になりそうだ。
まとめ:(6/17週)のドルスイスフランのポイントは?
これまでの内容をまとめると、6/17週のドルスイスフランの注目ポイントは次の通り。
- 1.00030付近をしっかり突破できるか?
- 下落再開なら0.98640付近到達まで速いペースになりそう
- 6/19(水)のFOMC政策金利発表・FRB議長記者会見に注目
先週(6/10週)がジリ高ながらパッとしない値動きとなったため、次週(6/14週)は指標結果を動機に大きく動く可能性を考慮して指標発表スケジュールはしっかりと押さえておきたい。
6/17週の指標発表スケジュールをまとめているので、合わせてご覧いただきたい。