先々週(6/24週)に下落トレンドをブレイクしたが、2週続けて低調な横ばいの値動きとなった豪ドル円。
やはり今週(7/8週)も横ばいとなり、売り買いの材料に乏しく方向感がない値動きとなった。
そんな7/8週のおさらいと次週7/15週の豪ドル円の注目ポイントは…
- 材料に乏しく低調な商いが続きそう
- 75.600付近を中心とした値動きに
- 材料がなければ75.250~75.840間の狭い範囲で推移しそう
- 米中問題やトランプ砲に警戒する
ボラティリティが低調なので、細かく拾っていくトラリピなどリピート系のトレード手法には美味しい条件でしょうか?
ただこの状態が続くと売り買いの圧力が高まり、7/22週は些細なきっかけで大きく動きそうな雰囲気になりそう…
2019/7/8(月)~7/12(金)の豪ドル円チャートのおさらい
先々週(6/24週)と先週(7/1週)の豪ドル円チャートのおさらい
値 | 先々週(6/24週) | 先週(7/1週) |
始値 | 74.342 | 76.063 |
高値 | 75.793 | 76.285 |
安値 | 74.336 | 75.132 |
終値 | 75.790 | 75.708 |
ボラ | 145.7pips | 115.3pips |
方向 | 上方向 | 横ばい |
先々週(6/24週)は75.840付近手前まで大きく上昇し、下落傾向のトレンドラインを上方向にしっかりブレイクして週を終えた。
先週(7/1週)は週初めの7/1(月)に大きく上振れたが75.840付近まで強く押し戻され、75.400~600付近がサポートして大きく崩れることなく今週(7/8週)に引き継いだ。
先々週(6/24週)と先週(7/1週)と2週続けて、下落傾向のトレンドをブレイク後は方向感のない値動きが続いている。
2019/7/8(月)~7/12(金)の豪ドル円チャートのおさらい
値 | 先週(7/1週) | 今週(7/8週) |
始値 | 76.063 | 75.610 |
高値 | 76.285 | 75.914 |
安値 | 75.132 | 75.183 |
終値 | 75.708 | 75.764 |
ボラ | 115.3pips | 73.1pips |
方向 | 横ばい | 横ばい |
月日 | ボラ | 説明 |
7/8(月) | 28.0pips | 様子見 |
7/9(火) | 61.4pips | 75.400付近の 支持線まで下げる |
7/10(水) | 33.0pips | 方向感なく… |
7/11(木) | 51.6pips | 75.250付近で サポート後反発上昇 |
7/12(金) | 36.7pips | 方向感なく終了 |
2019/7/8(月)~7/12(金)の豪ドル円チャートはどう動いた?
今週(7/8週)は、方向感のない値動きに終始した。
75.250~75.800間といった非常に狭い値幅での値動きで、先週(7/1週)よりもさらにボラティリティが低下した。
今週(7/8週)は米中間の諸問題に大きな進展もなく、経済・貿易分野で密接な関係を持つ豪州はよく言って平穏であり、値動きの動機に乏しい1週間となってしまった。
次週(7/15週)の豪ドル円の注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 80.500 | 4/18(木)高値付近 |
抵抗 | 79.600 | 2019年レンジ上限 |
抵抗 | 77.800 | 2019年レンジ下限 |
抵抗 | 77.000 | 今年1月前半の 強力な支持線 |
抵抗 | 76.400 | 2016年6~9月の 強力な支持線。 |
抵抗 | 76.000 | 5月末と7月の 抵抗線 |
支持 | 75.600 | 6/24週後半の やや弱い抵抗線 |
支持 | 75.400 | 年始オーバーシュート直後の支持線 ここを抜けると新たな局面に移行 |
支持 | 75.250 | 6月初めと7月半ばの支持線 |
支持 | 75.000 | 市場が死守する支持線 |
支持 | 74.100 | 強力な支持線 |
支持 | 73.000 | 2016年6月後半の 強力な支持線 |
豪ドル円は「買い」か?
上のチャートの右下がりの緑線が示す下落のトレンドラインを先週(7/1週)にブレイク後、今週(7/8週)も値を下げずブレイク前に戻していない。
豪ドル買いを進めたいが、先週(7/1週)と今週(7/8週)に渡り買い材料が乏しい状況で75.840付近を上抜ける勢いがない。
次週(7/15週)も予定されている指標発表に豪ドル円を押し上げそうな影響力のある指標はなく、「買い」の判断にはもう1週、値動きをみたいところ。
75.600付近を下値にした値動きに
2019年後半スタートの7月に入ってから75.250~75.840間の値動きに留まっているが、次週(7/15週)もその公算が高そう。
ただ、次週(7/15週)にレンジを形成すると週末までには非常に売り買い圧力が増した状態となり、7/22週では何かをきっかけに一気に流動化する可能性もある。
75.600付近を中心として値動きとなりつつ、サプライズなどに警戒したい。
まとめ:次週(7/15週)の豪ドル円の注目ポイントは?
これまでの内容をまとめると、次週7/15週の豪ドル円の注目ポイントは次の通り。
- 材料に乏しく低調な商いが続きそう
- 75.600付近を中心とした値動きに
- 材料がなければ75.250~75.840間の狭い範囲で推移しそう
- 米中問題やトランプ砲に警戒する
トラリピやトラッキングトレードなどのグリッド系界隈には、トレードチャンスに恵まれる週となりそうだ。