【復習】10/21週のユーロドルのおさらいと10/28週の見通し

10/14週は早々に1.11730付近の抵抗に阻まれて上昇が止まり、英EU離脱騒動は様子見ながらも米中通商協議進展を好感した米ドル買いが進みましたね。

そもそも2018年初頭より下落傾向が続いているので、よほどのユーロ買いドル売り材料がないと上値が重い展開となりそうです。

2019/10/21(月)～10/25(金)のユーロドルチャートのおさらい

前週10/14週の流れから一転、10/21週初日に高値1.11793をつけた後は1.11730付近の抵抗に押えられて米ドル買いが進行。

英EU離脱に関する英国議会の動向や要人発言で一時的にユーロが買われる場面はあったが、米中通商協議の進展を好感した米ドル買いが衰えることはなかった。

今年2019年7～8月の強いサポートライン、また9月の抵抗線として作用した1.1.0750付近にサポートされるまでしっかりと下落した。

線種	価格帯	説明
抵抗	1.14370	昨年11月・12月と今年3月の抵抗線
抵抗	1.14100	今年2月末の抵抗線
抵抗	1.13900	2月末～3月初の抵抗線
抵抗	1.13430	2月中頃の抵抗線
抵抗	1.13240	4/22週高値付近
抵抗	1.12770	4月前後半の強力な抵抗線
抵抗	1.12120	5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に？
抵抗	1.11730	5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう
抵抗	1.11440	4月レンジの下限
抵抗	1.11100	かなり強力な支持線ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット
支持	1.10750	2019年7～8月の支持線
支持	1.10560	2017年5月前半の抵抗線
支持	1.10270	2019年8月の支持線
支持	1.09900	2017年 4月・5月の抵抗線
支持	1.09400	2017年 4月・5月の抵抗線
支持	1.08700	2017年4月・5月の強力な支持線

英EU離脱について離脱期間延長か離脱合意の有無のいずれかゴールが定まらず、ユーロ圏経済への影響を推し量りかねてシナリオが定まらない状況が続いている。

10/28週はFOMCと米雇用統計発表があり、英EU離脱・ユーロ圏経済の行方・米中通商協議の進展に加えて米国経済の後退払拭となるかに注目が集まりそう。

1.10750付近を中心に上値が重い展開となりそうで、上値は1.11440付近の抵抗が目安。

ドル買い材料が強ければ下値は1.09900付近のサポートラインが目安となりそう。

以上を踏まえて、次週10/28週のユーロドルの見通しは次の通り。

日付	スケジュール内容
10/28(月)	21:30　米卸売在庫速報値【休場】NZ・シンガポール
10/29(火)	【休場】トルコ
10/30(水)	20:00　米MBA住宅ローン申請件数 21:15　米ADP雇用統計 21:30　米19年第3四半期GDP（速報） 23:00　カナダ政策金利発表 23:30　米EIA週間石油在庫統計 27:00　米FOMC政策金利発表 27:30　米FRB議長記者会見
10/31(木)	–:–　日銀金融政策・展望レポート発表 19:00　ユーロ圏19年第3四半期GDP（速報） 19:00　ユーロ圏消費者物価指数速報 19:00　ユーロ圏雇用統計 21:30　米新規失業保険申請件数 21:30　米個人所得・支出 22:45　米シカゴ購買部協会景気指数
11/1(金)	21:30　米雇用統計 23:00　米ISM製造業景況指数 23:00　米建設支出
11/2(土)
11/3(日)	※米・カナダが標準時間に移行