ゴールドドル(XAUUSD)の9/7(月)~9/11(金)の復習と9/14(月)~9/18(金)の値動きの見通しをまとめました。
9/7週はややドル売りが進みましたが、概ね横ばいで1950.70~1969.80間の狭いレンジを出ずに終えました。
堅調な米株価によりゴールドへの割高感も増して安全資産としても需要も減退傾向にある最中、9/16(水)のFOMCで物価と雇用の新戦略が米ドル売買の材料となるか?に注目ですね。
2020/9/7(月)~9/11(金)のゴールドドルはどう動いた?
値 | 8/31週 | 9/7週 |
始値 | 1965.44 | 1929.81 |
高値 | 1992.38 | 1966.57 |
安値 | 1916.33 | 1906.38 |
終値 | 1933.02 | 1940.26 |
ボラティリティ | 76.05 | 60.19 |
8/11(火)に大きく下落した後は、一進一退の値動きが続いているゴールドドル。
9/7週も強いトレンドが発生することなく、1950.70~1969.80間の狭いレンジを形成。
終値こそ前週より高い1940.26だったが安値1906.38と前週を更新、週を追うごとに徐々に下値を切り下げる流れを維持したまま週を終えた。
2020/9/14(月)~9/18(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/14(月) | 18:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 |
9/15(火) | 10:30 豪中銀理事会議事録 17:30 英雇用統計 21:30 米NY連銀製造業景気指数 22:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
9/16(水) | 17:30 英消費者物価指数 17:30 英生産者物価指数 18:00 ユーロ圏貿易収支 21:30 米小売売上高 23:30 米IEA週間石油在庫統計 27:00 米FOMC政策金利発表 27:30 米FRB議長記者会見 |
9/17(木) | ☪新月 日銀政策金利発表 18:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 20:00 英政策金利発表 20:00 英金融政策委員会(MPC)議事録 21:30 米フィラデルフィア連銀景況指数 21:30 米住宅着工・許可件数 |
9/18(金) |
2020/9/14(月)~9/18(金)のゴールドドルの見通しは?
高値2075.21をつけた8/7(金)以降、ゴールド売りドル買いの流れが続いている。
米株価の堅調な推移に呼応して安全資産のゴールドの需要も減退、市場にはゴールドへの割高感も日に日に増している様子。
中期的にはコロナ禍の経済回復の度合いを推し量ることになるが、9/16(水)のFOMC政策金利発表・米FRB議長記者会見で物価と雇用の新戦略が米ドルの売買材料となるか?に注目したい。
FOMCでドル買い材料が出れば、まず下値は1905.70付近で作用している強力なサポートラインを下抜けるか?に注視したい。
ドル売り材料が出れば、1969.80付近を上抜けて次の2015.00付近までしっかり上値を伸ばせるか?を注視したい。
ただ直近3週間はゴールド売りドル買いの圧力が高いことを考慮して、1992.40付近のレジスタンスラインで失速するか?も注視しておきたい。
- 8/7(金)以降のゴールド売りドル買いの流れは継続しそう
- ゴールドへの割高感も増して需要も減退傾向
- 直近3週間はゴールド売りドル買いの圧力が高い状況が続いている
- 9/16(水)のFOMCで物価と雇用の新戦略が米ドルの売買材料となるか?に注目
- ドル買い材料が出れば1905.70付近の強力なサポートラインを下抜けるか? に注目
- ドル売り材料が出れば1969.80付近の次の2015.00付近まで上値を伸ばせるか?に注目
- ドル売り材料が弱ければ1992.40付近での失速も考慮したい