ゴールドドル(XAUUSD)の9/21(月)~9/25(金)の復習と9/28(月)~10/2(金)の値動きの見通しをまとめました。
対主要通貨、特にユーロ安ドル高でドル建て取引のゴールドに割高感が広がって全面的にゴールドが売られる展開になりました。
ただ新型コロナウィルス危機への追加景気対策を巡って米与野党間の進展に不透明感が増しており、9/28週も引き続きゴールド売りとなるかよく見極める必要がありそうですね。
2020/9/21(月)~9/25(金)のゴールドドルはどう動いた?
値 | 9/14週 | 9/21週 |
始値 | 1940.40 | 1949.42 |
高値 | 1973.55 | 1955.55 |
安値 | 1932.81 | 1848.70 |
終値 | 1950.45 | 1860.04 |
ボラティリティ | 4074 | 10685 |
9/21週開始早々にゴールド売り米ドル買いが入り、1863.60付近のサポートラインに支えられるまで大幅に下落した。
特に9/21(月)は主要通貨に対する米ドル全面高により米ドルに割高感が増して、大きくゴールドが売られた。
欧米株価の下落を受けて換金目的の金売りも出たようで、終値1860.04と大きく値を下げて週を終えた。
2020/9/28(月)~10/2(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/28(月) | |
9/29(火) | 08:50 日銀金融政策決定会合主な意見(9/16,17分) |
9/30(水) | 18:00 ユーロ圏消費者物価指数速報 21:15 米ADP雇用統計 21:30 米20年第2四半期GDP(速報) 22:45 米シカゴ購買部協会景気指数 23:30 米IEA週間製油在庫統計 |
10/1(木) | 【休場】中国・香港 18:00 ユーロ圏生産者物価指数 18:00 ユーロ圏雇用等稀有 21:30 米個人所得・支出 23:00 米ISM製造業景況指数 23:00 米建設支出 |
10/2(金) | ☪満月 【休場】中国・香港 21:30 米雇用統計 23:00 米製造業受注 |
2020/9/28(月)~10/2(金)のゴールドドルの見通しは?
9/21週は主要通貨に対する米ドル高でドル建て取引のゴールドも割高感が広がりゴールド売りが進んだ。
一方で、新型コロナウィルス危機への追加景気対策を巡って米与野党間の進展に不透明感が増しており、9/28週も引き続きゴールド売りが進むとはいえない状況もある。
10/2(金)の米雇用統計の結果を見極めようとして模様眺めとなる可能性もあり、値動きを慎重に見極めたいところ。
1863.60付近を中心に、下値は1814.40付近のサポートラインまで、上値は1905.70付近までとなりそう。
米国内については選挙・刺激策・持続的な景気回復の3つのサプライズに注意し、米国外では欧州・英国の新型コロナウィルス感染再拡大への言及や報道に注意したい。
- 米国内で追加景気対策を巡って米与野党間の進展に不透明感が増している
- 10/2(金)の米雇用統計の結果を見極めようとして値動きの鈍化に注視したい
- 米国内では選挙・刺激策・持続的な景気回復の3つのサプライズに注意
- 米国外では欧州・英国の新型コロナウィルス感染再拡大への言及や報道に注意
- 下値は1814.40付近まで、上値は1905.70付近までとなりそう