ユーロドル(EURUSD)の9/28(月)~10/2(金)の復習と10/5(月)~10/9(金)の値動きの見通しをまとめました。
10/2(金)の米雇用統計の市場への影響は限定的でしたが、米大統領・夫人の新型コロナウィルス感染報道により安全資産とされる米国債にやや売り傾向もみられるので、今後の推移には注視したいですね。
このまま米大統領選挙まで低調なボラティリティが続くのか、注意深く見守りたいところです。
2020/9/28(月)~10/2(金)のユーロドルはどう動いた?
値 | 9/21週 | 9/28週 |
始値 | 1.18398 | 1.16192 |
高値 | 1.18717 | 1.17696 |
安値 | 1.16122 | 1.16149 |
終値 | 1.16291 | 1.17165 |
ボラティリティ | 259.5 | 154.7 |
前週9/21週のドル買いは1.16200付近のサポートラインで支えられたが、9/28週はここを踏み台にしてユーロ買いに転じた。
9/30(水)前夜の米大統領選討論会では決着がつかなかった、との見方から市場心理が悪化した場面も見られたが限定的な反応に終わった。
10/2(金)に「トランプ大統領とメラニア夫人が新型コロナウィルス陽性・隔離」のサプライズ報道でドルが売られる場面もあったが、すぐに米雇用統計発表前の様子見の値動きに復帰。
その米雇用統計の市場への影響も限定的となり、米雇用統計週としては低いボラティリティ154.7で週を終えた。
2020/10/5(月)~10/9(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/5(月) | 【休場】中国 18:00 ユーロ圏小売売上高 23:00 米ISM非製造業景況指数 |
10/6(火) | 【休場】中国 12:30 豪政策金利発表 21:30 米貿易収支 |
10/7(水) | 【休場】中国 23:30 米EIA週間石油在庫統計 27:00 米FOMC議事録(9/15,16開催分) 28:00 米消費者信用残高 |
10/8(木) | 【休場】中国 |
10/9(金) |
2020/10/5(月)~10/9(金)のユーロドルの見通しは?
それなりに売り買いの材料があった9/28週だが、1.17700付近のレジスタンスラインに上値を抑えられた後は方向感に欠ける値動きとなった。
ユーロ圏は新型コロナウィルス感染再拡大の行方とユーロ高への対応、米国は大統領選挙・景気回復策策定・新型コロナウィルス感染対策とそれぞれ材料視されそうな内容に注視したい。
1.17200付近のサポートラインを支点にして上値・下値いずれにも動き易い状況となりそうだが、11/3(火)の米大統領選挙まであと5週間と差し迫る中でボラティリティの低下が懸念される。
上値は1.17700付近を上抜けすれば1.18300付近に反応しつつ1.18700付近のレジスタンスラインまでとなりそう。
下値は1.16700付近を下抜けすれば、次は強力に作用する1.16200付近のサポートラインが目安となりそう。
- EU圏は新型コロナウィルス感染再拡大の行方とユーロ高への対応に注視したい
- 米国は大統領選挙・景気回復策策定・新型コロナウィルス感染対策に注視したい
- 米大統領・夫人の容態のサプライズ報道に注意
- 米大統領選挙が差し迫る中でのボラティリティ低下に注意したい
- 1.17200付近を支点にして上値・下値いずれにも動き易い状況
- 上値は1.17700付近を上抜けすれば1.18300付近に反応しつつ1.18700付近まで
- 下値は1.16700付近を下抜けすれば強力に作用する1.16200付近まで