豪ドル円(AUDJPY)の10/12(月)~10/16(金)の復習と10/19(月)~10/23(金)の値動きの見通しをまとめました。
前週10/5週の楽観ムードが吹き飛ぶ下げ幅を記録しました。中国人民銀行の人民高抑制措置と米国の新型コロナウイルス追加経済対策への不透明感がキッカケですが、「景気支援型の政策がさらに長引くと見込まれる」と取れる豪中銀総裁の発言や近々利下げを行なう観測もあって、しばらくは売り買いの材料に事欠かない状況は続きそうですね。
2020/10/12(月)~10/16(金)の豪ドル円はどう動いた?
値 | 10/5週 | 10/12週 |
始値 | 75.445 | 76.229 |
高値 | 76.520 | 76.481 |
安値 | 74.933 | 74.254 |
終値 | 76.480 | 74.584 |
ボラティリティ | 158.7 | 222.7 |
前週10/5週の上値を抑え込んだ76.450付近のレジスタンスラインを維持できず、10/15週の開始直後から74.000手前まで一方的に豪ドル売り円買いが進んだ。
豪ドル売りのキッカケは中国人民銀行の人民高抑制措置や米国の新型コロナウイルス追加経済対策への不透明感で、前週10/5週までの楽観ムードが一変した週となった。
「景気支援型の政策がさらに長引くと見込んでもよい」の意味と受け取れるロウ豪中銀総裁の発言も材料視されて週後半さらに豪ドル売りが加速し、直近2週間分の上昇幅を帳消しにする終値74.584と大幅な下落で週を終えた。
2020/10/19(月)~10/23(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/19(月) | |
10/20(火) | 09:30 豪中銀理事会議事録 21:30 米住宅着工・許可件数 |
10/21(水) | 17:30 英消費者物価指数 17:30 英生産者物価指数 23:30 米EIA週間石油在庫統計 27:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック) |
10/22(木) | |
10/23(金) | ☪上弦 |
10/24(土) | |
10/25(日) | 欧州標準時間に移行 |
2020/10/19(月)~10/23(金)の豪ドル円の見通しは?
中国人民元を巡るサプライズに加えて、米追加経済対策と米大統領選挙の行方を注視する1週間となりそう。
特に直近では米追加経済対策の規模と実行時期に注目が集まっている様子で、ホワイトハウスの動静に関する報道によく反応する状況。
加えて豪中銀の利下げ間近との観測も取り沙汰されているので、要人発言にも注意したい。
上値の目安は75.650付近のレジスタンスラインまでとなりそう。
下値は74.000付近の強力なサポートラインがあるものの、ここを下抜けると次は73.300付近までとなりそう。
- 中国人民元を巡るサプライズに注視したい
- 引き続き米追加経済対策と米大統領選挙の行方にも注目
- 市場の注目は米追加経済対策の規模と実行時期に集まっている
- ホワイトハウスの動静に関する報道にも市場がよく反応する状況が続きそう
- 上値の目安は75.650付近のレジスタンスラインまで
- 下値は74.000付近の強力なサポートラインを下抜けると次は73.300付近まで