ドルスイスフラン(USDCHF)の10/12(月)~10/16(金)の復習と10/19(月)~10/23(金)の値動きの見通しをまとめました。
新型コロナウィルスのワクチン開発の遅れや英国とEUとの貿易協定の行方に不透明感が増したことから、0.90700手前付近を踏み台に米ドル買いに転じましたね。
その後は様子見の値動きとなりましたが、英国・欧州の貿易協定+新型コロナウィルス感染再拡大の情報が材料化するか見極めたい1週間となりそうです。
2020/10/12(月)~10/16(金)のドルスイスフランはどう動いた?
値 | 10/5週 | 10/12週 |
始値 | 0.91922 | 0.91097 |
高値 | 0.91999 | 0.91626 |
安値 | 0.90941 | 0.90864 |
終値 | 0.90957 | 0.91493 |
ボラティリティ | 105.8 | 76.2 |
前週10/5週のフラン買いの流れを引き継いで、0.90700手前付近のサポートラインに支えられるまでフランが買われて始まった10/12週。
新型コロナウィルスのワクチン開発の遅れや英国とEUとの貿易協定の行方に不透明感が増したことから、0.90700手前付近を踏み台に米ドル買いに転じた。
10/12週半ば以降はボラティリティが低下して方向感のない値動きとなり、終値0.91493で週を終えた。
2020/10/19(月)~10/23(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/19(月) | |
10/20(火) | 09:30 豪中銀理事会議事録 21:30 米住宅着工・許可件数 |
10/21(水) | 17:30 英消費者物価指数 17:30 英生産者物価指数 23:30 米EIA週間石油在庫統計 27:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック) |
10/22(木) | |
10/23(金) | ☪上弦 |
10/24(土) | |
10/25(日) | 欧州標準時間に移行 |
2020/10/19(月)~10/23(金)のドルスイスフランの見通しは?
欧州諸国の新型コロナウィルス感染再拡大に伴う再ロックダウン強化が、市場の不安を煽ってリスクオフの流れを強めている。
加えて英国とEUの貿易協定の先行き不透明感が増しており、英ジョンソン首相の「EUが方針変更しない限り、通商合意のない離脱の準備をする」との発言もリスクオフの流れを後押ししている。
10/19週以降も引き続き、英国・EUの貿易協定の行方と新型コロナウィルス感染再拡大の動きを注視したい。
上値の目安は0.91700付近のレジスタンスラインまで、ここを上抜ければ次は0.92000付近までなりそう。
一方、下値の目安は0.90700付近の強力なサポートラインまで、下抜けた場合は今年の安値付近にある0.90000付近のサポートラインまでとなりそう。
- 市場の不安を煽られてリスクオフの流れを強めている傾向は続きそう
- 欧州諸国の新型コロナ感染再拡大に関する報道に注目したい
- 英国とEUの貿易協定の先行きに関する報道にも注目したい
- 上値の目安は0.91700付近を上抜ければ次は0.92000付近まで
- 下値の目安は0.90700付近を下抜けた場合は0.90000付近まで