ドル円(USDJPY)の10/19(月)~10/23(金)の復習と10/26(月)~10/30(金)の値動きの見通しをまとめました。
米国の新型コロナウィルスに伴う追加の経済対策合意への期待からリスクオンとなって、ドルが大きく売られましたね。
米大統領選挙の行方に注視したいですが、米ドル軟調地合が続くのか見極めたいところです。
2020/10/19(月)~10/23(金)のドル円はどう動いた?
値 | 10/12週 | 10/19週 |
始値 | 105.634 | 105.343 |
高値 | 105.774 | 105.746 |
安値 | 105.036 | 104.341 |
終値 | 105.402 | 104.711 |
ボラティリティ | 73.8 | 140.5 |
前週10/12週後半の流れを受けて、やや上値を切り上げて始まった10/19週。
前週高値に合わせた後は、米国の新型コロナウィルスに伴う追加の経済対策合意への期待からリスクオンとなりドルが大きく売られた。
ドル売り円買いは104.200手前付近のサポートラインに支えられるまで下値を切り下げ、終値104.711と4週間ぶりに安値を更新して104円台で週を終えた。
2020/10/26(月)~10/30(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/26(月) | 【休場】ニュージーランド・香港 23:00 米新築住宅販売件数 |
10/27(火) | 21:30 米耐久財受注 |
10/28(水) | 23:00 カナダ政策金利発表 23:30 米EIA週間石油在庫統計 |
10/29(木) | 【休場】トルコ 日銀金融政策・展望レポート発表 21:30 米20年第3四半期GDP(速報) 21:45 ECB政策金利発表 22:30 ECB総裁会見 |
10/30(金) | 19:00 ユーロ圏20年第3四半期GDP(速報) 19:00 ユーロ圏消費者物価指数速報 19:00 ユーロ圏雇用統計 21:30 米個人所得・支出 22:45 米シカゴ購買部協会景気指数 |
10/31(土) | ☪満月 |
11/1(日) | 米・カナダ標準時間に移行 |
2020/10/26(月)~10/30(金)のドル円の見通しは?
市場参加者の間では「G10の中で日本が一番実質金利が高い」との指摘もあり、FRB(連邦準備理事会)の低金利政策から米国の実質金利の低下ペースが速まるとの観測がある。
その結果、米ドルの軟化を招いて円買いペースも速まる可能性もある。
ただ、11/3(火)に予定されている米大統領選挙の結果確定が遅れればリスクを取り難い状況となりそう。
10/26週以降は米大統領選挙の行方を見極める市場の姿勢が強まれば、ボラティリティの低下を招きそう。
104.200付近のサポートラインが値動きを支えつつ、新型コロナウィルス追加経済対策と米大統領選挙の行方を見守る展開となりそう。
上値の直近に目安は105.300付近、次いで105.800付近となりそう。
下値の目安は、104.200付近のサポートラインを下抜けると103.100付近までは速い値動きとなりそう。
- 11/1(日)から米ナカダ標準時間に移行
- FRBの低金利政策から米国実質金利の低下ペース加速により米ドル軟化の懸念
- 11/3(火)の米大統領選挙の結果確定が遅れればリスク選好し難い状況となりそう
- 米大統領選挙前のボラティリティ低下に注意
- 上値の直近に目安は105.300付近、次いで105.800付近となりそう
- 下値の目安は104.200付近下抜けると103.100付近までは速い値動きとなりそう