チャートを見てもぜんぜんわからないよ。
いったいどの通貨のどの時間帯を見ればいいの?
30分?1時間?ローソク足の時間もよくわからないよ。
誰か教えて!
こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- まずはドル円1時間足で同じ時間帯の値動きを毎日観察しよう
- チャートを見て値動きの緩急と市場関係者が注目する価格を知ろう
- 自分自身のトレードの軸を創ろう
この記事を書いているのは、FX歴10年超、自分が好きなチャートの形になるまでは絶対エントリーしない頑固者トレーダーです。
FXを始めたばかりの初心者さんからよく「チャートの見方がわからなくてトレードできない」という悩みを聞きます。
毎日同じ時間帯の値動きを観察して、自分の中にトレードの軸を創ろう!
この記事では「FX初心者のための上達するチャートの見方」について解説します。
まずはドル円1時間足で同じ時間帯の値動きを毎日観察しよう
自国通貨の『円』と聞き馴染みのある『米ドル』がオススメ
FX各社によってトレードできる通貨に差はありますが、米ドルと円の通貨『ドル円(USD/JPY)』はメジャーな通貨でFX各社とも必ず取り扱いがあります。
もしこだわりの通貨がないのであれば、まずは馴染みのあるドル円の1時間足(H1)を観察対象としてオススメします。
また30分足・15分足・1分足だと荒い値動きになりFX初心者には値動きの方向(トレンド)が掴みにくいため、ある程度大きなトレンドを示して抵抗線や支持線がわかりやすい値動きになる1時間足を観察対象としてオススメします。
- まずはドル円・1時間足を観察して値動きのクセを読み取ろう
- 毎日同じ時刻・同じ時間帯を観察しよう
- 今日と昨日の値動きを比べよう
ひまわりはいつも太陽の方向を向いている
一見すると動いていないように見えるひまわりを丸一日撮影してその映像を早送りで再生すると、太陽の位置に合わせて向きを徐々に変えていることがわかります。
ひまわり同様値動きも、同じ時刻の同じ時間帯で定点観察すると毎日同じように動くときと異なる動きになるときがあることがわかります。
この定点観測によってその通貨のその時間帯の値動きのクセを知ることで、エントリーチャンスを狙うためのトレードの軸を創ることができます。
チャートを見て値動きの緩急と市場関係者の注目する価格を知ろう
値動きには緩急がある
チャートを使って値動きをよく観察すると、一定の価格間を往復(レンジ相場)したり、そうかと思えば一方方向に急に動き出すこと(トレンド相場)もあります。
一見すると上へ下へとバラバラに動いているように見える値動きも緩急があって、緩急それぞれでトレード手法も変わります。
毎日同じ時間帯のチャートを見ることで「昨日は動かなかったがけど今日はよく動くなぁ」などと違いを感じ取れれば、FX初心者として一歩前進です。
市場関係者が注目する価格とは?
各通貨の値動きとは市場関係者による『売買』の結果です。
チャートには「もっと価格を上げよう or 下げよう」「これ以上の価格上昇は抑えたい」「これより下回るとよくない」「今は様子見だ」など、市場参加者の様々な思惑が値動きの緩急や抵抗線(レジスタンスライン)や支持線(サポートライン)となって表れます。
チャートをよく観察して「今は勢いがあるな or ないな」「いつもこの価格で値動きが止まるな」という価格帯に気づくことができれば、FX初心者としてさらに一歩前進ですね。
- 毎日の値動きの違いに気づき、その理由を調べよう
- 値動きに影響する価格帯に注目しよう
市場参加者について詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。
自分自身のトレードの軸を創ろう
定点観測で身につく『疑問』と『違和感』
毎日同じ時刻に同じ時間帯の値動きを観察する理由は『いつもと同じ』『いつもと違う』という違和感と、なぜそうなるのか?という疑問をハッキリと感じ取るためです。
この『違和感』『疑問』『その理由』の3つを追究することで、自分の中に自然と値動きのクセを読み取る能力=トレードの軸が創られていきます。
毎日同じ時刻の同じ時間帯にチャートを確認する時間を確保できないと思う方は、『時間の確保術』を記事にまとめましたので、読んでみてください。
まとめ:定点観測で自分のトレードの軸を創る
まずは定点観測でトレードの軸を養いましょう。
その次に時間帯をずらしたり同じ時間帯の異なる通貨の値動きを確認したりと、さらにトレードの軸を応用して新たな経験を積み重ねていきましょう。
繰り返しになりますが、もう一度まとめておきますね。
- ドル円の1時間足の値動きを観察してみよう
- 同じ時刻・同じ時間帯を毎日繰り返し観察しよう
- 今日と昨日の値動きの違いを確認してその理由を調べよう
- 値動きの緩急、値動きが止まる価格帯、往復する価格帯を意識しよう
- 値動きへの違和感・疑問を感じたらその理由を調べよう
- 値動きのクセに気づいたら、さらに前後の時間帯を観察してみよう