FX口座を開設すると配信されてくるマーケット情報、あれってぜんぜん当たらないんだよな~
あの情報通りにトレードしたらけっこう負けるんだけど、マーケット情報って見る価値あるのかな?
こんな疑問に答えます。
この記事の内容
この記事を書いている私は、FX歴10年超、為替情報の渦で翻弄されまくった足元ガクブル・トレーダーです。
「マーケット情報の扱い方がわからない」という声をチラホラ聞きます。
この記事では、『踊らされないぞ!FX初心者のためのマーケット情報活用法』について解説します。
マーケット情報は『結果』と『選択肢の先』の2つを配信しています
ひとつは『マーケットの結果』です
FX各社やマーケット情報配信会社が配信しているマーケット情報は、FXに留まらず株式相場や各国の金利、金(Gold)や鉱石、希少金属、石油、天然ガスなど、幅広くマーケット情報を配信しています。
「Goldが○○まで値上がりした」「ダウ30種工業平均株価は前日終値と比べ○○まで下がりました」「米中の貿易協議の行方に安堵感が広がり、資産をドルから各国通貨に移す動きが加速してドルが全面安になった」など。
これって『(過去の)マーケットの結果』を伝えているわけです。
もうひとつは『マーケットの選択肢の先』です
そしてもうひとつは『これからの選択肢の先』の情報です。
「このままドル高で推移すると○○円より上には厚いドル売りオーダーが控えており、値動きの反発が予想される」や「このまま値下がりした△△円には短期勢の買いオーダーが観測されている」など、『○○になったら△△になる可能性がある』といった『選択肢の先』の情報を伝えています。
大切なのは「上に行くよ!or下に行くはず!」という予想じゃないってところ。ここを勘違いすると「マーケット情報通りにエントリーしたのに負けちゃった」となるわけです。
マーケット情報を活かすも殺すもトレーダー次第
マーケット情報に価値がないのはトレーダーが未熟だから
FX歴10年超の経験上、残念ながら事実ですね、このお題の通りです。
歴戦のトレーダーはマーケット情報を絶対に鵜呑みにはしません。なぜなら自分のトレード経験から導き出されるいくつかの値動きの仮説と、マーケット情報をいつも照らし合わせているからです。
「これまでの値動きから○○円付近に厚めのオーダーがありそうだな?お!マーケット情報でもそう伝えてるか…確率高そうだな、こりゃ」って感じです。
『マーケット情報ありき』が招く大惨事
つまりマーケット情報は、自分が立てた値動きの仮説の裏付け程度の扱いで、しかも完全には信じていないんです。
マーケット情報が自分のトレード結果を完全保証してくれるわけではないので、トレードの確証としてマーケット情報が先行することはまずありません。
この『マーケット情報ありき』という考え方は、FX口座に入金している自己資金やトレードに費やした時間を失うだけでなく、『値動きの分析』という貴重なトレード経験を奪ってしまうことにつながります。
価値の高いマーケット情報を得る方法
トレード経験を積めばマーケット情報の価値も上がります
もうお分かりですよね?
マーケット情報ありきってことは自分のトレードにとって何が必要なのか?という目的のない状態でマーケット情報に『踊らされている』状態です。
一方で自分のトレード経験を積んでいれば、マーケット情報の中から自分のトレードの仮説を裏付ける情報を探すことができます。
おすすめのマーケット情報にアクセスできる国内FX口座の選択基準をまとめた記事も、合わせてご覧ください!
まとめ:マーケット情報をフル活用できるトレード経験を積もう!
自分のトレードに役立つ具体的な情報を探している状態って、何を探せばいいか完全に分かっている状態です。
これって『踊らされていません』よね?トレード経験を積んでいることでマーケット情報の大海を華麗に泳いで目的地に向かっている状態ですよね?
つまりトレード経験を積んでいればマーケット情報の価値が上がるわけです。
すごくシンプルです。
どんどんトレード経験を積みましょう!