【復習】2019/5/6(月)~5/10(金)豪ドル円チャートおさらい

おさらいと見通し
おさらいと見通し
のりポン
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GW明けで東京勢が戻ってきた今週5/6週、豪ドル円はどう動いたのか?

来週5/13週の注目ポイントは?

豪ドル円の値動きをまとめてみました。

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2019/5/6(月)~5/10(金)の豪ドル円チャートのおさらい

先々週(4/22週)と先週(4/29週)の豪ドル円チャートのおさらい

2019/4/22(月)~5/3(金) 豪ドル円チャート(H1)
【2019/4/22(月)~5/3(金) 豪ドル円チャート(H1)】
先々週(4/22~26)先週(4/29~5/3)
始値79.91478.468
高値80.07978.944
安値78.11177.828
終値78.61778.035
ボラ196.8pips111.6pips
方向下向き下向き

前週(4/15週)を81円台未達で終えた流れを受けて先々週(4/22週)も下落傾向が強まったが、なんとか78円台に踏み止まって終えた。

先週(4/29週)もGWによる東京勢不在でボラティリティが低下する中、78円ちょうど付近の堅いサポートラインに支持されていたが、5/2(木)~5/3(金)にかけて78円を割る場面もあって下落傾向がより強まった。

中期目線でチャートを見てみると2週連続で下落傾向であるものの、今年に入って形成していた77.800~79.600間のレンジをなんとか維持した格好となった。

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2019/5/6(月)~5/10(金)の豪ドル円チャートのおさらい

2019/5/6(月)~5/10(金) 豪ドル円チャート(H1)
【2019/5/6(月)~5/10(金) 豪ドル円チャート(H1)】
先週(4/29~5/3)今週説明
始値78.46877.070窓を開けてスタート
高値78.94478.047窓を閉めるのが精一杯
安値77.82876.34277円を踏み抜く
終値78.03576.95677円が重い展開に
ボラ111.6pips170.5pips底堅さは確認できたが
78円が重くなる
方向下向き下向き値的には下落だが
一方的ではない雰囲気
月日ボラ説明
5/6(月)87.6pips売り買い交錯で
行って来い
5/7(火)92.9pips上方向に窓閉まるも
ロンドン以降下落
5/8(水)48.6pips小レンジ
5/9(木)65.2pipsジリジリと値を下げ
77円を踏み抜く
5/10(金)66.4pips東京時間のボラ高まる
平均72.1pips上昇・下落に迷いがある

2019/5/6(月)~5/10(金)の豪ドル円チャートのおさらい

今週(5/6週)は一言で言えば「彷徨える1週間」だった。

今年1/7(月)・1/10(木)に作用した強力な77円ちょうど付近のサポートを踏み抜いたことから、結果的に値動きの傾向としては下落

ただ5/8(水)以外は「上げては下げる」「下げては上げる」の行って来いの値動きで、地政学的には下げる流れながら市場としては77円の底堅さを堅持した値動きとなり、来週5/13週も目が離せない。

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2019/5/13(月)以降の豪ドル円の注目ポイントは?

2018/11/30(金)~2019/5/10(金) 豪ドル円チャート(D1)
【2018/11/30(金)~2019/5/10(金) 豪ドル円チャート(D1)】
線種価格帯説明
抵抗80.5004/18(木)高値付近
抵抗79.6002019年レンジ上限
抵抗77.8002019年レンジ下限
抵抗
支持
77.000今年1月前半の
強力な支持線
支持76.3002016年6~9月の
強力な支持線。
支持75.400年始のオーバーシュート復帰時の支持線。
ここを抜けると新たな局面に移行。

77.800付近をレンジ・ブレイク

今年初めから形成してきた77.800~79.600のレンジに対して、今週(5/6週)の値動きでレンジ下限を下抜けた

レンジ下限77.800付近はサポートラインとして強力に作用してきたことから、いったん下回ると次に強固なレジスタンスラインとして作用する可能性がある。

この77.800付近が豪ドル円の今後の上昇傾向に重く圧し掛かるか?に注目したい。

豪ドル円の5/6週の値動きは2016年6月の状況と酷似

2014年12月~2019年5月 豪ドル円チャート(W1)
【2014年12月~2019年5月 豪ドル円チャート(W1) 】

5/6週は77.350付近でサポートされたものの、サポートラインの由来は2016年6月まで遡る。

上のチャートは豪ドル円の週足チャートだが、2019年に入って形成されたレジサポラインは、2016年6月~9月付近(チャートの白いマル付近)で強力に作用している様子が伺える。

2016年6月当時を振り返ると、5月まで値動きに迷いが生じていたがいったん下落傾向となり、その後3ヶ月迷走を維持しながら10月に上昇傾向に転じる値動きとなっている。

2016年6月~9月の値動きを参考にすると、75.400付近の強力なサポートラインで下落傾向がストップ、その後反転して再度レンジが形成される可能性も捨てがたい。

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まとめ:来週(5/13週)の豪ドル円の注目ポイントは?

これまでの豪ドル円の注目ポイントをまとめると次の通り。

  • 77.800付近が強力な抵抗線として作用する可能性がある。
  • 76.300付近を下抜けると75.400付近の支持線で支えられそう。
  • 74.400付近を下抜けると値動きは新たな下落局面に移行。
  • 値動きの迷いが継続すれば77円付近のレンジ形成も考慮する。

オーストラリアは鉱物資源輸出国としてその受け入れ先である中国の地政学的状況から色濃く影響を受ける

米中貿易摩擦の行方が豪ドル円に波及する可能性もあり、5/6週に77円を踏み抜いた値動きと相まって2019年前半で形成してきた値動きに大きな変化をもたらすターニング・ポイントに差し掛かっている。

このことを踏まえて、5/13週も引き続き豪ドル円から目が離せない状況と言えるだろう。