上に窓を開けてスタートしたが、米中貿易問題の進展を示唆する情報に影響されて8/26(月)は70円を割り込む安値69.951から高値72.073へと大きく乱高下する展開に。
9/2週は週初めから米中関税合戦の影響を受けて軟調となりそうだが、週終わりに米雇用統計があり予断を許さない週となりそうだ。
そんな次週9/2週の豪ドル円の見通しは…
- 9/1(日)の米中関税合戦の影響で9/2週は週明け早々から下振れしそう
- 下振れ時の安値の目安は前週8/26週の安値69.951付近
- 落ち着けば71.200~71.800間の狭い範囲の値動きとなりそう
- 上値の目安は72.260付近の抵抗まで
- 週初め・週半ば・週終わりで異なる値動きに注意
米中貿易問題の影響を受ける週初め、その後落ち着きを取り戻す週半ば、米雇用統計発表前後の週終わりと大きく3つの異なる値動きとなりそうな9/2週。
うまく切り替えてトレードしたいですね。
2019/8/26(月)~8/30(金)の豪ドル円チャートのおさらい
値 | 8/19週 | 8/26週 | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 72.012 | 70.708 | 8/26(月) | 212.2 |
高値 | 72.405 | 72.073 | 8/27(火) | 67.7 |
安値 | 71.030 | 69.951 | 8/28(水) | 37.1 |
終値 | 71.156 | 71.577 | 8/29(木) | 69.1 |
ボラ | 137.5 | 212.1 | 8/30(金) | 42.1 |
方向 | 下方向 | 下方向 | – | – |
2019/8/26(月)~8/30(金)の豪ドル円チャートはどう動いた?
前週8/19週の週末に米中関税発動表明があり、週明けから下落が強く意識されていた8/26週。
上に窓を開けてスタートしたが、米中貿易問題の進展を示唆する情報に影響されて8/26(月)は70円を割り込む安値69.951から高値72.073へと大きく乱高下する展開に。
その後は方向感のない展開となり、結局、前週8/19週の高値安値内の終値71.577で週を終えた。
次週(9/2週)の豪ドル円の注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 80.500 | 4/18(木)高値付近 |
抵抗 | 79.600 | 2019年レンジ上限 |
抵抗 | 77.800 | 2019年レンジ下限 |
抵抗 | 77.000 | 今年1月前半の 強力な支持線 |
抵抗 | 76.400 | 2016年6~9月の 強力な支持線 |
抵抗 | 76.000 | 5月末と7月の 抵抗線 |
抵抗 | 75.840 | 7月前半の抵抗線 7月後半の支持線 |
抵抗 | 75.600 | 6/24週後半の やや弱い抵抗線 |
抵抗 | 75.400 | 年始オーバーシュート 直後の支持線 ここを抜けると 新たな局面に移行 |
抵抗 | 75.250 | 6月初めと7月半ばの 支持線 |
抵抗 | 75.000 | 市場が死守する支持線 |
抵抗 | 74.100 | 強力な支持線 |
抵抗 | 73.000 | 2016年6月後半の 強力な支持線 |
抵抗 | 72.260 | 2009年7月前半の 支持線 |
抵抗 | 71.800 | 2019年8月前半の 支持線 |
支持 | 71.200 | 2009年7月前半の 支持線 |
支持 | 70.500 | 2008年11月の 抵抗線 |
支持 | 69.600 | 2009年3月の 抵抗線 |
週明けから軟調となりそう
9/1(日)に米国が対中関税発動、また中国が対米報復関税を発動。
これにより、8/19週と同様に9/2週は週明けから値動きが軟調となる公算が大きくなった。
9/2週は米雇用統計発表も予定されており、値動きの推移を慎重に見極めたい週となる。
70円割れを覚悟しつつ、71.200~71.800間の狭い値動きに
9/1(日)の米州双方の関税発動の影響で、9/2週の週明けは豪ドル売り円買い先行となりそう。
下値の目安は前週8/26週の安値69.951付近、値動きが落ち着いてこれば71.200付近までは回復しそう。
米中貿易問題や株式相場が乱れなければ、米雇用統計発表までは71.200~71.800間の狭い範囲での値動きに終始しそう。
大きく上振れするなら、まずは72.260付近の抵抗までは上昇しそう。
まとめ:次週(8/26週)の豪ドル円の見通しは?
これまでの内容をまとめると、次週9/2週の豪ドル円の見通しは次の通り。
- 9/1(日)の米中関税合戦の影響で9/2週は週明け早々から下振れしそう
- 下振れ時の安値の目安は前週8/26週の安値69.951付近
- 落ち着けば71.200~71.800間の狭い範囲の値動きとなりそう
- 上値の目安は72.260付近の抵抗まで
- 週初め・週半ば・週終わりで異なる値動きに注意
米中貿易問題の影響を受ける週初め、その後落ち着きを取り戻す週半ば、米雇用統計発表前後の週終わりと大きく3つの異なる値動きとなりそうな9/2週。
落ち着いて値動きを見守りたい週となりそうだ。