【復習】12/2週の豪ドル円のおさらいと12/9週の見通し

豪政策金利は0.75%の据え置きながら、豪各指標結果から「豪経済は緩やかに減速しているのでは？」との見方から追加利下げ観測が強まりました。

中国の指標結果は悪くないものの米中通商協議に好感できる進展は見られず、75.000付近の抵抗の強さがさらに際立つ結果となっています。

2019/12/2(月)～12/6(金)の豪ドル円チャートのおさらい

12/3(火)発表の豪政策金利は0.75%と据え置き、その後74.100付近のサポートラインがしっかりと作用するまで値を下げた。

また週の半ばには74.500付近の抵抗突破が試みられたが失速、あらためて上値の重さが浮き彫りとなった。

日足では74.100手前付近まで下ヒゲを伸ばして円買い豪ドル売りに抵抗、週の最後はややジリ高の展開で値を戻して終値74.274で週を終えた。

線種	価格帯	説明
抵抗	80.500	4/18(木)高値付近
抵抗	79.600	2019年レンジ上限
抵抗	77.800	2019年レンジ下限
抵抗	77.000	今年1月前半の強力な支持線
抵抗	76.400	2016年6～9月の強力な支持線
抵抗	76.000	5月末と7月の抵抗線
抵抗	75.840	7月前半の抵抗線 7月後半の支持線
抵抗	75.600	6/24週後半のやや弱い抵抗線
抵抗	75.400	年始オーバーシュート直後の支持線ここを抜けると新たな局面に移行
抵抗	75.250	6月初めと7月半ばの支持線
抵抗	75.000	市場が死守する支持線
抵抗	74.500	2019年9月半ばの抵抗線
抵抗支持	74.100	強力な支持線
支持	73.740	2019年11月後半の支持線
支持	73.310	2019年9月後半の抵抗線
支持	73.000	2016年6月後半の強力な支持線
支持	72.650	2019年8月の抵抗線 2019年9月後半の支持線
支持	72.260	2009年7月前半の支持線
支持	71.800	2019年8月前半の支持線
支持	71.200	2009年7月前半の支持線
支持	70.500	2008年11月の抵抗線
支持	69.600	2009年3月の抵抗線

12/2週に豪政策金利が据え置かれたが豪国内総生産（GDP）の予想外に下回り、追加利下げ観測が強まっている。

「豪経済は緩やかに上向いている」とする豪中銀の分析とは裏腹に、指標結果から「むしろ緩やかに減速しているのでは？」との向きもある。

週足を確認すると75.000付近の抵抗の強さが際立っており、10/21週から8週連続で上値を押さえ込まれていることから、相当強い豪ドル買い材料がない限りは上昇を阻まれそう。

12/9週は74.100付近のサポートラインを中心に上値は74.500付近の抵抗まで、下値は73.740付近を目指しつつ73.500付近まで下ヒゲを伸ばす展開となりそう。

これらの内容をまとめると、次週12/9週の豪ドル円の見通しは次の通り。

日付	スケジュール内容
12/9(月)
12/10(火)
12/11(水)	21:00　米MBA住宅ローン申請件数 22:30　米消費者物価指数 24:30　米EIA週間石油在庫統計 28:00　米FOMC政策金利発表 28:30　米FRB議長記者会見
12/12(木)	17:30　スイス政策金利発表 19:00　ユーロ圏鉱工業生産指数 21:45　ECB政策金利発表 22:30　ECB総裁会見 22:30　米新規失業保険申請件数 22:30　米生産者物価指数
12/13(金)	22:30　米小売売上高
12/14(土)
12/15(日)