今週(6/24週)は1.13430~1.13900間の狭い範囲でレンジを形成し、G20サミットの前に静観の構えとなった。
6/24週が始まる前に後戻りした印象もあるが、米中問題の協議再開など今後に期待が持てる進展もあり、引き続き値動きを丁寧に追っていきたい。
これらを踏まえてこの記事では、次週7/1週のユーロドルの注目ポイントをまとめている。
2019年上半期が終了しました。
1月より続く下落傾向が上昇に転じたのか否か、ユーロドルの次週(7/1週)の値動きによって判断しなければなりませんね!
2019/6/24(月)~6/28(金)のユーロドルチャートのおさらい
先々週(6/10週)と先週(6/17週)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 先々週(6/10週) | 先週(6/17週) |
始値 | 1.13221 | 1.12093 |
高値 | 1.13435 | 1.13777 |
安値 | 1.12025 | 1.11812 |
終値 | 1.12106 | 1.13696 |
ボラ | 86.7pips | 196.5pips |
方向 | 下方向 | 上方向 |
先々週(6/10週)は前週(6/3週)の流れから1.12120付近を踏み台に、1.13240付近で押さえ込まれるまで上昇。
その後1.11100付近に支えられるまで下落後、始値近くの1.12120付近まで値を戻して週を終えた。
先週(6/17週)は、1.12620付近に高値を抑えされた後はジリ安となり一時1.11100付近を割り込む場面もあったが、始値を更新する終値1.13696で今週(6/24週)に引き継いだ。
2019/6/24(月)~6/28(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 先週(6/17週) | 今週(6/24週) |
始値 | 1.12093 | 1.13698 |
高値 | 1.13777 | 1.14121 |
安値 | 1.11812 | 1.13442 |
終値 | 1.13696 | 1.13695 |
ボラ | 196.5pips | 67.9pips |
方向 | 上方向 | 横ばい |
月日 | ボラ | 説明 |
6/24(月) | 38.3pips | ジリ高 |
6/25(火) | 67.9pips | 1.14100付近の 抵抗線に抑え込まれる |
6/26(水) | 43.8pips | 1.13900付近で 抵抗される |
6/27(木) | 33.7pips | 売り買いマチマチ |
6/28(金) | 43.0pips | 1.13900付近で 抑えられ週を終える |
2019/6/24(月)~6/28(金)のユーロドルはどう動いた?
今週(6/24週)は方向感のない値動きに終始した。
一瞬1.14100付近の抵抗に上値を抑えられる場面もあったが、それ以降は1.13430~1.13900付近の狭い範囲での値動きとなった。
G20サミット開幕前の様子見相場となったようだが、懸念材料こそないものの好感できる材料にも乏しい内容で6/30(土)に閉幕。
次週(7/1週)に向けて新たに仕切り直しとなった。
次週(7/1週)のユーロドルの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.14370 | 昨年11月・12月と 今年3月の抵抗線 |
抵抗 | 1.14100 | 今年2月末の抵抗線 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
支持 | 1.13430 | 2月中頃の抵抗線 |
支持 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
支持 | 1.12620 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
支持 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
支持 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
支持 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
支持 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
次週(7/1週)は7/5(金)に米雇用統計発表
次週(7/1週)は7/5(金)に米雇用統計発表となっており、今週(6/24週)と同様にレンジの形成を考慮しなければならない。
その場合1.13430付近を中心に値動きが進行しつつ、1.13240~1.14100間でレンジを形成しそうだ。
何らかのサプライズで動機付いた場合、上値は1.14370付近まで、下値は1.13240付近を下抜けて1.13000付近のサポートが作用するまで下がる可能性がある。
まとめ:次週7/1週のユーロドルの注目ポイントは?
以上を踏まえて、次週7/1週のユーロドルの注目ポイントは次の通り。
- 7/5(金)の米雇用統計発表に注意
- 1.13430付近を中心とした値動きになりそう
- レンジ形成の場合、1.13240~1.14100間での値動きになりそう
- サプライズの影響で上値は1.14370付近、下値は1.13000付近まで振れそう
今週(6/24週)はG20サミットの内容を睨んで容易に動けない展開で1週間を終えたが、振り出しに戻った感のある次週(7/1週)は、心機一転して値動きに注視したい。