ユーロドル(EURUSD)の9/14(月)~9/18(金)の復習と9/21(月)~9/25(金)の値動きの見通しをまとめました。
9/16(水)のFOMCではゼロ金利政策維持・経済見通しの引き上げが発表されましたが、FRBの新戦略が景気回復促進につながるのか?と市場からは疑問視する向きもあるようですね。
9/21週以降はEUの新型コロナウィルス感染再拡大に加えて、英国とEUのFTA締結の行方や再先鋭化しつつある米中問題や米大統領選挙の行方など、ユーロとドルの両方に軟調化の懸念があって今後も目が離せませんね。
2020/9/14(月)~9/18(金)のユーロドルはどう動いた?
値 | 9/7週 | 9/14週 |
始値 | 1.18448 | 1.18345 |
高値 | 1.19175 | 1.19005 |
安値 | 1.17530 | 1.17374 |
終値 | 1.18461 | 1.18415 |
ボラティリティ | 164.5 | 163.1 |
ユーロ買いドル売りで始まった9/14週、週始めは1.19000付近で抑えられるまで上値を切り上げた。
利益確定のユーロ売りで迎えた9/16(水)のFOMCでゼロ金利政策維持・経済見通しの引き上げが売り買いの材料となり、翌9/17(木)の東京時間では1.72000付近のサポートラインに支えられるまで大きく値を下げた。
ただドル買いも限定的ですぐユーロ買いドル売りの流れに復帰、先週9/7週の終値とほぼ同じ終値1.18415で週を終えた。
2020/9/21(月)~9/25(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/21(月) | ㊗敬老の日 |
9/22(火) | ㊗秋分の日 |
9/23(水) | 11:00 NZ政策金利発表 23:30 米IEA週間石油在庫統計 |
9/24(木) | ☪上弦 【休場】南アフリカ 08:50 日銀議事要旨(7/21,22分) 16:30 スイス政策金利発表 23:00 米新築住宅販売件数 |
9/25(金) | 21:30 米耐久消費財受注 |
2020/9/21(月)~9/25(金)のユーロドルの見通しは?
直近7週間ほどは1.17200~1.19700間での値動きに留まり、レンジを形成している。
9/16(水)はFRB(米連邦準備理事会)の新戦略に関する当局者発言が相次いだが、「新戦略の内容が景気回復促進になるのか?」と疑問視する見方もあって今後も材料視されそう。
9/21週以降はコロナ禍での景気回復への懸念や英国とEUの自由貿易協定(FTA)締結の行方、加えて米中問題や11/3(火)の米大統領選挙を睨んだ要人発言に注目が集まり売り買いの材料となりそう。
EUにおいても新型コロナウイルス感染再拡大への懸念が増しており、経済活動再開に関して失望的な話題も多く「リスクオン」とはなりにくい状況。
上値は1.19200付近のレジスタンスラインまで、下値は1.17700付近を下抜けると1.17200付近のサポートラインまで長いヒゲを残しそう。
- 直近7週間ほどは1.17200~1.19700間でレンジを形成
- FRBの新戦略の内容が景気回復促進となるのか疑問視する見方もある
- 米中問題や米大統領選挙の行方が材料視されないか注視したい
- EUの新型コロナウイルス感染再拡大への懸念からリスクを取りにくい状況
- 上値は1.19200付近のレジスタンスラインまで
- 下値は1.17700付近を下抜けると1.17200付近のサポートラインまで