ユーロドル(EURUSD)の9/21(月)~9/25(金)の復習と9/28(月)~10/2(金)の値動きの見通しをまとめました。
9/21週は完全にリスクオフ・モードとなり、前週の約1.6倍のバラティリティをもって米ドルが上昇しました。
米国については選挙・刺激策・持続的な景気回復の3つ、米国外では欧州と英国の新型コロナウィルス感染再拡大と経済回復の行方に注目です。
満月となる10/2(金)の米雇用統計の結果と値動きに注意したいですね。
2020/9/21(月)~9/25(金)のユーロドルはどう動いた?
値 | 9/14週 | 9/21週 |
始値 | 1.18345 | 1.18398 |
高値 | 1.19005 | 1.18717 |
安値 | 1.17374 | 1.16122 |
終値 | 1.18415 | 1.16291 |
ボラティリティ | 163.1 | 259.5 |
9/21週は前週9/14週の約1.6倍となるボラティリティ259.5となり、1.17200付近のサポートラインをあっさり下抜けして大幅に下落した。
欧州諸国での新型コロナウィルス感染再拡大や英国のロックダウンの懸念が高まり、9/21週開始直後から市場は完全にリスクオフ・モードの流れに。
さらに世界的な経済回復鈍化の懸念や米追加刺激策の不透明感、加えて米大統領選挙の行方もドルの上昇要因となった。
2020/9/28(月)~10/2(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/28(月) | |
9/29(火) | 08:50 日銀金融政策決定会合主な意見(9/16,17分) |
9/30(水) | 18:00 ユーロ圏消費者物価指数速報 21:15 米ADP雇用統計 21:30 米20年第2四半期GDP(速報) 22:45 米シカゴ購買部協会景気指数 23:30 米IEA週間製油在庫統計 |
10/1(木) | 【休場】中国・香港 18:00 ユーロ圏生産者物価指数 18:00 ユーロ圏雇用等稀有 21:30 米個人所得・支出 23:00 米ISM製造業景況指数 23:00 米建設支出 |
10/2(金) | ☪満月 【休場】中国・香港 21:30 米雇用統計 23:00 米製造業受注 |
2020/9/28(月)~10/2(金)のユーロドルの見通しは?
米国の将来への不透明感が増せば主要通貨に対して米ドルの上昇は必至となり、9/21週に引き続き市場はリスクオフ・モードとなりそう。
特に選挙・刺激策・持続的な景気回復の3つのポイントについて市場の不安を払拭できる材料がなければ、9/21週と同様に米ドル需要が膨らむ余地がある。
米ドルの需要増の流れを継続すると、1.16200付近を下抜けして目指すは1.15700付近まで下値を伸ばすことになりそう。
9/21週並みのボラティリティを維持すると、1.15000付近のサポートラインが下値の射程範囲に入る。
上値はサポートから転じた1.16700付近のレジスタンスラインを上抜けできれば、次は1.17200付近までとなりそう。
- 9/21週に引き続き市場はリスクオフ・モードで米ドル需要が高い状況は続きそう
- 選挙・刺激策・持続的な景気回復の3つのポイントに注目したい
- 下値は1.16200付近を下抜けして目指すは1.15700付近まで
- 高いボラティリティを維持すると1.15000付近のサポートラインが下値の目安に
- 上値は1.16700付近を上抜けできれば、次は1.17200付近まで
- 10/2(金)の米雇用統計の結果に注目したい