ユーロドル(EURUSD)の10/19(月)~10/23(金)の復習と10/26(月)~10/30(金)の値動きの見通しをまとめました。
ドル弱含みでしっかりユーロが買われた1週間でした。
来週の米大統領選挙を睨んでボラティリティが下がりそうですが「市場はバイデン氏勝利を織り込んでいて、さらに年末までの刺激策にも期待している」との見方が強まると、リスク選好から相対的に米ドルが弱含む場面も多くなりそうですね。
2020/10/19(月)~10/23(金)のユーロドルはどう動いた?
値 | 10/12週 | 10/19週 |
始値 | 1.1811 | 1.17155 |
高値 | 1.18266 | 1.18808 |
安値 | 1.16883 | 1.17031 |
終値 | 1.17163 | 1.18598 |
ボラティリティ | 138.3 | 177.7 |
前週10/12週の終値付近の1.17200付近のサポートラインを踏み台にして、10/19週は開始直後からユーロ買いが進行。
1.18700付近のレジスタンスラインが上値を抑えるまでしっかり値を上げたが、その後は利益確定のユーロ売りに押されてやや値を下げた。
最終日にやや値を戻したものの、終値1.18598と前週高値を終値ベースで上回って週を終えた。
2020/10/26(月)~10/30(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/26(月) | 【休場】ニュージーランド・香港 23:00 米新築住宅販売件数 |
10/27(火) | 21:30 米耐久財受注 |
10/28(水) | 23:00 カナダ政策金利発表 23:30 米EIA週間石油在庫統計 |
10/29(木) | 【休場】トルコ 日銀金融政策・展望レポート発表 21:30 米20年第3四半期GDP(速報) 21:45 ECB政策金利発表 22:30 ECB総裁会見 |
10/30(金) | 19:00 ユーロ圏20年第3四半期GDP(速報) 19:00 ユーロ圏消費者物価指数速報 19:00 ユーロ圏雇用統計 21:30 米個人所得・支出 22:45 米シカゴ購買部協会景気指数 |
10/31(土) | ☪満月 |
11/1(日) | 米・カナダ標準時間に移行 |
2020/10/26(月)~10/30(金)のユーロドルの見通しは?
11/3(火)に予定されている米大統領選挙の投票日一週間前となり、様子見となれば低いボラティリティの中で方向感のない値動きとなりそう。
一方、「市場はバイデン氏勝利を織り込んでいて、さらに年末までの刺激策にも期待している」との見方が強まると、リスク選好から相対的に米ドルが弱含む場面も多くなりそう。
1.18700付近の強力なレジスタンスラインがしっかり作用すると上値は抑え込まれそうだが、上抜けできても1.90000付近でのユーロの利益確定売りとなりそう。
下値は1.17700付近のサポートラインが直近の目安だが、下抜ければ1.17200付近、次いで1.16700付近のサポートラインまでとなりそう。
- 11/1(日)に米加が標準時間になる
- 11/3(火)の米大統領選挙の投票日の一週間前となる
- 米大統領選挙を睨んでボラティリティの低下が懸念される
- バイデン氏勝利&米景気刺激策への期待からリスク選好による米ドル弱含みに注意
- 上値は1.18700付近を上抜ければ1.90000付近のレジスタンスラインが目安
- 下値は1.17700付近を下抜ければ1.17200付近のサポートラインが目安