ユーロドル(EURUSD)の11/2(月)~11/6(金)の復習と11/9(月)~11/13(金)の値動きの見通しをまとめました。
大きな値動きに一喜一憂した一週間でした。11/7(土)の真夜中にバイデン候補当確の速報が流れましたが、米大統領選挙の混乱は続きそうですね。
米国内では上下両院のねじれ議会状態継続と米雇用統計の伸びが鈍化するなど、ドル売り材料が増えてきて今後の値動きに要注意です。
2020/11/2(月)~11/6(金)のユーロドルはどう動いた?
値 | 10/26週 | 11/2週 |
始値 | 1.18534 | 1.16462 |
高値 | 1.18593 | 1.18909 |
安値 | 1.16399 | 1.16028 |
終値 | 1.16464 | 1.18749 |
ボラティリティ | 219.4 | 288.1 |
11/2週は前週10/26週から一転して、1.16200付近のサポートラインを踏み台にして大きく上値を伸ばした。
11/3(火)に実施された米大統領選挙の開票が進むに従って、民主党が上院で過半数を獲得が難しくなり大規模な財政支出実施の可能性が後退したことから一時ユーロ売りドル買いのリスクオフの展開に。
その後は徐々にユーロ買いドル売りとなり、1.18700付近のレジスタンスラインが抑え込むまで上値を伸ばして10/21(水)振りとなる終値1.18749で週を終えた。
2020/11/9(月)~11/13(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
11/9(月) | 08:50 日銀金融政策決定会合主な意見(10/28,29分) |
11/10(火) | 18:30 英雇用統計 |
11/11(水) | 10:00 NZ政策金利発表 |
11/12(木) | 19:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 22:30 米消費者物価指数 25:00 米EIA週間石油在庫統計 |
11/13(金) | 19:00 ユーロ圏20年度第3四半期GDP(改定) 19:00 ユーロ圏貿易収支 22:30 米生産者物価指数 |
11/14(土) | |
11/15(日) | ☪新月 |
2020/11/9(月)~11/13(金)のユーロドルの見通しは?
米大統領選挙の行方は未だ混乱が続いているが、米上下両院で多数派が異なるねじれ議会が今後も継続する見通し。
このねじれ状態では民主党が主張する大型追加新型コロナウイルス経済対策の実施が難しく、市場の思惑から外れてドル売り材料となりそう。
加えて11/6(金)発表の米雇用統計では前月から伸びが鈍化、さらに米国内の新型コロナウィルス感染者が過去最多となるなどドル売り材料が揃っている状態。
11/2週の上値を抑え込んだ1.18700付近を中心に、上値は1.19400付近のレジスタンスラインが目標となりそう。
一方、下値は10月の下値を強力に支えた1.17200付近のサポートラインまでとなりそう。
- 米上下両院のねじれ議会はドル売り材料となりそう
- 民主党主張の大型追加経済対策実施が不透明となりドル売り材料となりそう
- 米雇用統計の鈍化と米国内の新型コロナ感染者数最多もドル売り材料となりそう
- 1.19400付近のレジスタンスラインが上値の目標となりそう
- 下値は1.17200付近のサポートラインまでとなりそう