ポンドドル(GBPUSD)の10/5(月)~10/9(金)の復習と10/12(月)~10/16(金)の値動きの見通しをまとめました。
英国とEUの貿易協定合意の行方が霞む、トランプ劇場により乱高下した1週間でしたね。
4週間ぶりに終値で1.30000台に乗せて来たこの状況下でしっかりと作用していた1.28500付近のサポートラインの存在感が際立っていて、10/12週以降も下値を支えそうです。
注目は、米大統領選挙・米追加景気対策・英国とEUの貿易協定合意の3つの行方でしょうか?
2020/10/5(月)~10/9(金)のポンドドルはどう動いた?
値 | 9/28週 | 10/5週 |
始値 | 1.27503 | 1.29164 |
高値 | 1.29785 | 1.30492 |
安値 | 1.27503 | 1.28446 |
終値 | 1.29375 | 1.30491 |
ボラティリティ | 228.2 | 204.6 |
前週9/28週後半に1.28500付近のサポートラインを踏み台にして上値を切り上げた流れを引き継いで、ポンド買いから始まった10/5週。
10/6(火)のトランプ大統領の「新型コロナウイルス経済対策を巡る民主党との協議を米大統領選挙後まで停止」の発表により米景気回復の先行き不透明感が増して、一時的にドルが大きく買われた。
再び1.28500付近のサポートラインが強力に作用して下値を支えて下落を阻止、その後一転して「追加経済対策の民主党との合意が見られる」とのトランプ大統領の発言からポンド買いドル売りが加速。
4週間ぶりの1.30000台となる終値1.30491で週を終えた。
2020/10/12(月)~10/16(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/12(月) | 【休場】カナダ |
10/13(火) | 17:30 英雇用統計 21:30 米消費者物価指数 |
10/14(水) | 18:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 21:30 米生産者物価指数 |
10/15(木) | 21:30 米NY連銀製造業景気指数 21:30 米フィアデルフィア連銀景況指数 24:00 米EIA週間石油在庫統計 |
10/16(金) | 18:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 18:00 ユーロ圏貿易収支 21:30 米小売売上高 22:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
10/17(土) | ☪新月 |
10/18(日) |
2020/10/12(月)~10/16(金)のポンドドルの見通しは?
新型コロナウィルスに感染したトランプ大統領の病状改善の兆しと、米追加景気対策の民主党・政権の合意進展からリスク選好となった10/5週。
このリスク選好の流れに、英国とEUの貿易協定合意への進展が追い風となるか?に注目したい。
さらに米大統領選挙でバイデン候補勝利なら巨額の景気刺激策に近づくとの市場の見方もあり、11/3(火)に迫った米大統領選挙の関連報道の内容に注目したい。
終値で1.30000台に回復したが、1.30000付近を踏み台にしてさらにポンド買いになるかに注目。
上値の目安は、1.31700付近のレジスタンスラインとなりそう。
下値は、1.28500付近のサポートラインが下抜けると次は1.27600付近が目安となりそう。
- 10/5週のリスク選好の流れが継続するか?に注目
- 英国とEUの貿易協定合意に向けた進展に関する報道に注意したい
- バイデン候補優位とする米大統領選挙の行方に注目したい
- 1.30000付近を踏み台にしてさらにリスク選好となるかに注目
- 上値の目安は1.31700付近のレジスタンスラインまで
- 下値の目安は1.28500付近を下抜けると次は1.27600付近まで