【復習】11/4週のドル円のおさらいと11/11週の見通し

11/4週は前週10/28週に下げた分を取り返し、しっかり上昇しましたね。

5/20週から数えて23週振りに、終値で109.200付近を超えた週となりましたが、同時に109.250付近の重さも際立った週でした。

この上昇の流れを引き継いで110.000付近を試すことができるか？

米中通商協議の行方を見極める値動きはまだまだ続きそうですね。

2019/11/4(月)～11/8(金)のドル円チャートのおさらい

11/4週は前週10/28週の下落の流れから一転して上昇したが、同時に109.250付近の重さを確認する週となった。

11/4週の開始直後に108.150付近のサポートラインの底堅さを確認、ここを踏み台に高値109.488まで上昇したが押し込まれ上ヒゲを伸ばした。

米中追加関税撤廃に関して米中双方の見解が食い違ったことから円買いが進む場面もあったが、5/20週から数えて23週振りに終値で109.200付近を超えた週となった。

線種	価格帯	説明
抵抗	112.150	昨年10～12月の強力な支持線 4月は強力な抵抗線になる
抵抗	111.000	昨年5・6月は抵抗線 4月は支持線となる
抵抗	110.000	1月は強力な抵抗線 3月後半は底堅い支持線となる
抵抗	109.250	5月中旬・下旬の強い支持線
支持	108.800	上のオレンジ線 1月末の強力な支持線下抜けると今年の上昇傾向はリセット
支持	108.600	6・7月前半のやや強い抵抗線
支持	108.450	1月初のやや弱い抵抗線
支持	108.150	下のオレンジ線 1月前半の強力な支持線今年の値動きの出発点下抜けるのは容易ではない
支持	107.880	今年1月前半を支えた支持線 6/3週から108円死守の限界下値で再登場非常に強力
支持	107.600	年始オーバーシュート後の戻り値を支えた強力な支持線下抜けると2018年2～4月に戻る
支持	107.210	6月半ばの抵抗線
支持	107.000	強力な支持線。 6/17週時点で2019年の奈落。
支持	106.670	2018年2・3・4月の抵抗・支持線
支持	106.420	2018年2・3・4月の抵抗・支持線
支持	106.170	2018年2・3・4月の抵抗・支持線
支持	105.800	2018年2・3・4月の抵抗・支持線
支持	105.250	2018年2月の支持線
支持	104.650	2018年3月の支持線

11/4週は終値で109.200付近を維持できたが同時に109.250付近の重さも再確認したため、11/11週はさらなる米ドルの買い材料を模索する値動きとなりそう。

今年2019年5～6月の強い抵抗線だった108.800付近が、11/4週は下値を支えてサポートラインに転換。

11/11週はこの108.800付近のサポートラインを足ががりに109.250付近を突破し、110.000付近まで上値を試す値動きとなりそう。

一方、下値の目安は107.880付近のサポートラインまで。

11/11週はいくつかの米国の指標発表が予定されているが、引き続き材料視されるだろう米中通商協議の行方に注視したい。

これまでの内容をまとめると、次週11/11週のドル円の見通しは次の通り。

日付	スケジュール内容
11/11(月)	08:50　日銀金融政策決定会合主な意見（10/30・31分）
11/12(火)	18:30　英雇用統計
11/13(水)	10:00　NZ政策金利発表 18:30　英消費者物価指数 18:30　英生産者物価指数 19:00　ユーロ圏鉱工業生産指数 21:00　米MBA住宅ローン新整数 22:30　米消費者物価指数
11/14(木)	19:00　ユーロ圏19年第3四半期GDP（改定） 22:30　米新規失業保険申請件数 22:30　米生産者物価指数 25:00　米EIA週間石油在庫統計
11/15(金)	19:00　ユーロ圏消費者物価指数確報 19:00　ユーロ圏貿易収支 22:30　米小売売上高 23:15　米鉱工業生産・設備稼働率
11/16(土)
11/17(日)