前週8/12週のジリ高の流れを引き継いでジリジリと米ドル買いが入っていた8/19週前半。
その後8/23(金)に中国の対米報復関税実表明を受けて、一気にドル売りフラン買いの流れに。
始値を割り込んで0.97470付近でサポートされるまで値を戻し、終値0.97855で週を終えた。
そんな8/19週の値動きを受けて、次週8/26週のドルスイスフランの見通しをまとめると次の通り。
- 世界的な景気減速感に対しG7サミットでは有効な対策は出てこなさそう
- 週明け早々から大荒れの値動きとなりそう
- 下値の目安は0.98960付近、下抜けると0.96500付近のサポートラインまで
- 上値の目安は0.98400付近、上抜けると0.98640付近の抵抗まで
8/26週へポジションを持ち越している場合は、週明け8/26週の資金管理に要注意となる値動き展開になりそうですね。
2019/8/19(月)~8/23(金)のドルスイスフランチャートのおさらい
値 | 8/19週 | 8/19週 | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 0.97249 | 0.97771 | 8/19(月) | 55.1 |
高値 | 0.98093 | 0.98771 | 8/20(火) | 41.6 |
安値 | 0.96596 | 0.97356 | 8/21(水) | 57.8 |
終値 | 0.97855 | 0.97537 | 8/22(木) | 31.1 |
ボラ | 149.7 | 141.5 | 8/23(金) | 141.5 |
方向 | 横ばい | 横ばい | – | – |
2019/8/19(月)~8/23(金)のドルスイスフランはどう動いた?
前週8/12週のジリ高を引き継いた8/19週は、0.98640付近の抵抗まで順調に上昇。
最終日の8/23(金)に中国の対米報復関税実施表明の一方が流れると米ドル買いから一変、米ドル売りスイスフラン買いが一気に加速。
始値を割り込んで0.97470付近でサポートされるまで値を戻し、終値0.97855で週を終えた。
来週(8/26週)のドルスイスフランの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1.02040 | 4月後半~5月初めの 強力な抵抗線、レンジ上限 |
抵抗 | 1.01590 | 4月後半~5月初めの支持線 レンジ下限 |
抵抗 | 1.01130 | レンジ下限1.01590付近 ブレイク後の抵抗線 |
抵抗 | 1.00550 | しっかりとした支持線 5/28(火)現在は抵抗線 |
抵抗 | 1.00030 | 2月後半の抵抗線 |
抵抗 | 0.99700 | 1月後半の抵抗線 2月後半の支持線 |
抵抗 | 0.99480 | 6月前半と 7月前半の抵抗線 |
抵抗 | 0.99230 | かなり強力な支持線 下抜けると下落加速 |
抵抗 | 0.98890 | 6/3週・6/10週の 強い支持線 |
抵抗 | 0.98640 | 1月初の抵抗線 |
抵抗 | 0.98400 | 6月後半の抵抗線 7月前半の支持線 |
抵抗 | 0.98100 | 1月初の やや強い支持線 |
抵抗 支持 | 0.97470 | 1月初の支持線 |
支持 | 0.97160 | 1月初の支持線 |
支持 | 0.96980 | 2018年9月半ばと 10月半ばの抵抗線 |
支持 | 0.96500 | 2018年9月の 強い支持線 |
支持 | 0.95800 | 2018年9月半ばの 支持線 |
支持 | 0.95300 | 2018年9月半ばの 支持線 2018年3月半ばの 抵抗線 |
世界的な景気減速に歯止め利かず?
世界的な景気減速が懸念される中、フランス南西部ビアリッツ8/24(土)~8/26(月)の3日間の日程でG7サミットが開催される。
事前にG7共同宣言を採択しないなど、これまでよりトーンダウンした各国首脳会議になっており、この場で景気減速への対策が打ち出されることは難しそうだ。
週明けは大荒れの値動きか?
8/23(金)のニューヨーク市場終了後(日本時間8/24(土)早朝)のタイミングで、トランプ大統領が中国の対米報復関税実施表明への対抗措置として対中追加関税を表明。
市場に反映されずに週明けに持ち越しとなってしまったため、週明け早々から大荒れの値動きとなる恐れがある。
下値の目安は0.98960付近、ここを下抜ければ次は0.96500付近のサポートライン手前を目指すことになりそう。
米ドル買いの材料がしっかり出た場合、上値の目安は0.98400付近、ここを上抜けると次は0.98640付近の抵抗まで上昇しそう。
まとめ:次週8/26週のドルスイスフランの見通しは?
これまでの内容をまとめると、8/26週のドルスイスフランの見通しは次の通り。
- 世界的な景気減速感に対しG7サミットでは有効な対策は出てこなさそう
- 週明け早々から大荒れの値動きとなりそう
- 下値の目安は0.98960付近、下抜けると0.96500付近のサポートラインまで
- 上値の目安は0.98400付近、上抜けると0.98640付近の抵抗まで
ポジションを持ち越している場合は、週明け8/26週の資金管理に要注意となる値動き展開になりそうだ。