【復習】9/2週のドルスイスフランのおさらいと9/9週の見通し

おさらいと見通し
おさらいと見通し

前半は0.99230付近の抵抗に抑えられるまでジリ高でドル買いとなった9/2週。

米中関税合戦の影響で一時ドル売りが優勢になったが、米中関税協議開催に向けた調整の継続や香港政府譲歩などを好感してドル買いが進んだ。

この流れから次週9/9週のドルスイスフランの見通しをまとめると次の通り。

  • 世界的な景気後退懸念はやや後退した雰囲気
  • 0.98640付近を中心にドル買いを模索する値動きになりそう
  • 上値目標は0.99230付近だが強い抵抗が作用している
  • 下値の目安は0.98100付近のサポートライン
  • 引き続き世界経済の先行き不透明感払拭の材料が出てくるかに注目
のりポン

2019年6月末以降からレンジいなってますね。

材料難で大きなボラティリティを生んでいない状況が続いていて、しばらくは我慢の値動きとなりそうです。

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2019/9/2(月)~9/6(金)のドルスイスフランチャートのおさらい

【2019/9/2(月)~9/6(金) ドルスイスフランチャート(H1)】
8/26週9/2週月日ボラ
(pips)
始値0.972770.989329/2(月)30.7
高値0.991770.992909/3(火)65.7
安値0.971270.979669/4(水)86.3
終値0.989550.987669/5(木)76.6
ボラ205.0132.49/6(金)64.0
方向上方向横ばい

2019/9/2(月)~9/6(金)のドルスイスフランはどう動いた?

【2019/8/13(火)~9/6(金) ドルスイスフランチャート(H1)】

前週8/26週からの流れを引き継ぎ、前半は0.99230付近の抵抗に抑えられるまでジリ高でドル買いとなった9/2週。

米中関税合戦の影響で一時ドル売りが優勢になったが、米中関税協議開催に向けた調整の継続や香港政府譲歩などを好感してドル買いが進んだ。

やはり0.99230付近の抵抗に抑えられて反転上昇が失速、終値0.98766で週を終えた。

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来週(9/9週)のドルスイスフランの見通しは?

【2019/4/17(水)~9/6(金) ドルスイスフランチャート(D1)】
線種価格帯説明(いずれも紫線)
抵抗1.020404月後半~5月初めの
強力な抵抗線、レンジ上限
抵抗1.015904月後半~5月初めの支持線
レンジ下限
抵抗1.01130レンジ下限1.01590付近
ブレイク後の抵抗線
抵抗1.00550しっかりとした支持線
5/28(火)現在は抵抗線
抵抗1.000302月後半の抵抗線
抵抗0.997001月後半の抵抗線
2月後半の支持線
抵抗0.994806月前半と
7月前半の抵抗線
抵抗0.99230かなり強力な支持線
下抜けると下落加速
抵抗0.988906/3週・6/10週の
強い支持線
抵抗
支持
0.986401月初の抵抗線
支持0.984006月後半の抵抗線
7月前半の支持線
支持0.981001月初の
やや強い支持線
支持0.974701月初の支持線
支持0.971601月初の支持線
支持0.969802018年9月半ばと
10月半ばの抵抗線
支持0.965002018年9月の
強い支持線
支持0.958002018年9月半ばの
支持線
支持0.953002018年9月半ばの
支持線
2018年3月半ばの
抵抗線

緩やかな下落トレンドは当面続きそう

2019年4月末以降、緩やかな下落トレンドが続いている。

ただ7月に入ってから0.96980~0.99480間でレンジを形成し、下落トレンドが緩和されつつある。

9/2週の発表された米重要指標の結果も強弱マチマチで、世界的な景気後退を杞憂とするにはやや材料不足といえる状況が続いている。

スイスで講演した米FRBパウエル議長は、米国と世界が景気後退に陥る公算は小さいとの見通しを示したが、景気拡大を維持するため引き続き「適切に」行動すると再表明して、一方に偏らず両建て対応の立場を示している。

今後、世界経済の先行き不透明感を払拭する材料が継続して出てくるかに注目したい。

0.98640付近を中心とした値動きに

9/2週の終値付近、0.98640付近えを中心にドル買いを模索する値動きになりそう。

ただ0.99230付近の抵抗は強く作用しており、ここを上抜けるのは相当なドル買い材料が必要となりそう。

一方で0.98100付近のサポートがよく作用しているが、より景気後退感が強まれば緩やかな下落トレンドが後押しして0.97470付近までは下げそう。

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まとめ:次週9/9週のドルスイスフランの見通しは?

これまでの内容をまとめると、9/9週のドルスイスフランの見通しは次の通り。

  • 世界的な景気後退懸念はやや後退した雰囲気
  • 0.98640付近を中心にドル買いを模索する値動きになりそう
  • 上値目標は0.99230付近だが強い抵抗が作用している
  • 下値の目安は0.98100付近のサポートライン
  • 引き続き世界経済の先行き不透明感払拭の材料が出てくるかに注目

2019年6月末以降からレンジとなっているが、材料難で大きなボラティリティを生んでいない状況が続いており、しばらくは我慢の値動きとなりそう。