下値はやや切り上げてきたものの、0.98640~0.99700間での値動きに終始し、5週連続の狭い範囲での値動きとなりました。
米経済への懸念が広がり米ドルが売られ易い状況の中で、米国より減速感が強まっている中国への影響力を増した米国主導の米中通商協議の進展の行方を見極めたいところです。
2019/11/11(月)~11/15(金)のドルスイスフランチャートのおさらい
値 | 11/4週 | 11/11週 |
始値 | 0.98497 | 0.99662 |
高値 | 0.99788 | 0.99772 |
安値 | 0.98497 | 0.98701 |
終値 | 0.99754 | 0.98966 |
ボラ | 129.1 | 107.1 |
方向 | 横ばい | 下方向 |
2019/11/11(月)~11/15(金)のドルスイスフランはどう動いた?
下値はやや切り上げてきたものの、11/11週の0.98640~0.99700間での値動きは5週連続となり1.00000付近の重さを再確認した。
11/11週は米国小売売が回復基調だったが衣料や家庭用品が減少し米経済に懸念が広がったため、米ドルが売られる流れになった。
0.98640付近手前で反発上昇があったが米経済の成長ペース鈍化の見方が強まっており、米ドル売りフラン買いの流れのまま終値0.98966で週を終えた。
来週(11/18週)のドルスイスフランの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1.02040 | 4月後半~5月初めの 強力な抵抗線、レンジ上限 |
抵抗 | 1.01590 | 4月後半~5月初めの支持線 レンジ下限 |
抵抗 | 1.01130 | レンジ下限1.01590付近 ブレイク後の抵抗線 |
抵抗 | 1.00550 | しっかりとした支持線 5/28(火)現在は抵抗線 |
抵抗 | 1.00030 | 2月後半の 強い抵抗線 |
抵抗 | 0.99700 | 1月後半と 2月後半の支持線 |
抵抗 | 0.99480 | 6月前半と 7月前半の抵抗線 |
抵抗 | 0.99230 | かなり強力な支持線 下抜けると下落加速 |
支持 | 0.98890 | 6/3週・6/10週の 強い支持線 |
支持 | 0.98640 | 1月初の抵抗線 |
支持 | 0.98400 | 6月後半の抵抗線 7月前半の支持線 |
支持 | 0.98100 | 1月初の やや強い支持線 |
支持 | 0.97470 | 1月初の支持線 |
支持 | 0.97160 | 1月初の支持線 |
支持 | 0.96980 | 2018年9月半ばと 10月半ばの抵抗線 |
支持 | 0.96500 | 2018年9月の 強い支持線 |
支持 | 0.95800 | 2018年9月半ばの 支持線 |
支持 | 0.95300 | 2018年9月半ばの 支持線 2018年3月半ばの 抵抗線 |
米経済を見極めながら0.98890~0.99700間の値動きに
市場では米ドル買いの声も聞こえてくるが、米経済の減速傾向を見極める神経質な値動きが続いている。
11/11週ですでに5週連続となったが、0.98890~0.99700間の狭い範囲での値動きとなりそう。
中国経済指標の景気減速示唆で米国の影響力が増しており、米中通商協議の行方次第で米ドルを買え支えそう。
上値の目安は上ヒゲで1.00030付近の抵抗まで、下値は0.98640付近が目安となりそう。
まとめ:次週11/18週のドルスイスフランの見通しは?
これまでの内容をまとめると、11/18週のドルスイスフランの見通しは次の通り。
- 米経済の景気減速を見極める神経質な値動きが続きそう
- 0.98890~0.99700間の狭い範囲の値動きとなりそう
- 上値は上ヒゲを伸ばして1.00030付近の抵抗まで
- 下値は0.98640付近のサポートラインまでとなりそう
11/18週の指標スケジュール
日付 | スケジュール内容 |
11/18(月) | |
11/19(火) | 09:30 豪中銀理事会議事録 22:30 米住宅着工・許可件数 |
11/20(水) | 21:00 米MBA住宅ローン申請数 24:30 米EIA週間石油在庫統計 28:00 米FOMC議事録(10/29・30開催分) |
11/21(木) | 22:30 米新規失業保険申請件数 22:30 米フィラデルフィア連銀景況指数 |
11/22(金) | |
11/23(土) | |
11/24(日) |