いつもの約2倍のボラティリティの値動きのあった先週(6/17週)から一転、1439.00付近までしっかり上昇したもののその後は調整で週を終えた6/24週。
7/5(金)に米雇用統計を控える7/1週は、6/24週に引き続き調整・様子見の値動きとなるか中止したい。
そんな7/1週のゴールドドルの注目ポイントをまとめた。
2019年前半の最後6/24週に1439.00付近までしっかりと上昇してきたゴールドドル。
引き続き7/1週より始まる2019年後半の値動きにも注目していきたいですね!
2019/6/24(月)~6/28(金)のゴールドドルチャートのおさらい
先々週(6/10週)と先週(6/17週)のゴールドドルチャートのおさらい
値 | 先々週(6/10週) | 先週(6/17週) |
始値 | 1342.26 | 1341.80 |
高値 | 1358.16 | 1411.72 |
安値 | 1319.89 | 1333.01 |
終値 | 1341.09 | 1398.88 |
ボラ | 3827pips | 7871pips |
方向 | 横ばい | 上昇 |
先々週(6/10週)は、一時1321.80付近にサポートされることはあったが、前週(6/3週)の流れを引き継ぎ上昇。
しかし1355.30付近の抵抗に上値を押えられて失速、始値を下回る1341.09で週を終えた。
一転、先週(6/17週)は1428.00付近で失速まで、普段の約2倍となるボラティリティ7871pipsの大幅上昇した。
2019/6/24(月)~6/28(金)のゴールドドルチャートのおさらい
値 | 先週(6/17週) | 今週(6/24週) |
始値 | 1341.80 | 1400.16 |
高値 | 1411.72 | 1439.05 |
安値 | 1333.01 | 1398.65 |
終値 | 1398.88 | 1409.96 |
ボラ | 7871pips | 4040pips |
方向 | 上昇 | 横ばい |
月日 | ボラ | 説明 |
6/24(月) | 2164pips | ジリ高 |
6/25(火) | 2712pips | 1440.00手前の 抵抗に阻まれる |
6/26(水) | 2270pips | 1412.18付近で 調整が入る |
6/27(木) | 1345pips | 1400.00付近で サポートされる |
6/28(金) | 1899pips | 細かい調整 |
2019/6/24(月)~6/28(金)のゴールドドルはどう動いた?
大きく上昇した先週(6/17週)と比べると、今週(6/24週)はボラティリティが低い値動きとなった。
週スタート早々の6/25(火)に高値1439.05まで上昇したが、1440.00付近の抵抗が強く作用して失速。
G20サミット前のためか、その後は1400.00付近にサポートされるまで調整のドル買いが入りジリジリ値を下げた。
来週(7/1週)のゴールドドルの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1440.00 | 2013年8月末の 抵抗線 |
抵抗 | 1433.00 | 2013年8月末の 天井となった抵抗線 |
抵抗 | 1428.00 | 2013年8月末の 抵抗線 |
抵抗 支持 | 1412.18 | 6/17週の抵抗線 |
支持 | 1394.05 | 6/17週の抵抗線 |
支持 | 1362.65 | 6/17週の支持線 |
支持 | 1355.30 | 2018年4月以来の 高値付近 |
支持 | 1346.60 | 2月中頃の 抵抗線 |
支持 | 1340.40 | 2月中頃の 支持線 |
支持 | 1328.80 | 2月後半の抵抗線 |
支持 | 1321.80 | 1月末・3月末の抵抗線 2月末の支持線 |
支持 | 1316.00 | 2月前半の抵抗線 |
支持 | 1309.00 | 2月前半の支持線 3月・4月の抵抗線 |
支持 | 1301.00 | 5/13週に形成 |
支持 | 1294.50 | 4月前半の強い抵抗線 |
支持 | 1287.30 | 3月前半の強い抵抗線 3月後半の強い支持線 4月後半の抵抗線 |
支持 | 1278.00 | 1月後半の強い支持線 4/15週・4/22週の支持・抵抗線 |
支持 | 1271.30 | 4月後半~5月前半の支持線 |
支持 | 1266.30 | 4/15週・4/29週の強力な支持線 ここを下抜けると下落局面に移行 |
1423.00~1439.00間の重い抵抗層
1423.00付近から6/24週の高値1439.00付近までは重い抵抗層が形成されており、7/1週以降の上昇を阻む可能性がある。
1412.18付近に売り買いの境界があり、6/24週は一方的な流れにならず売り買いがほぼ拮抗して週を終えている。
7/1週は7/5(金)に米雇用統計発表があるので、大きな値動きを期待できず様子見となる可能性もある。
1412.18付近を中心とした値動きに
直近5年間の最高値1440.00付近をつけた後は、ポジション調整で終えた6/24週。
7/1週は1412.18付近を中心として、上は1428.00手前の抵抗、下は1394.05付近の支持が入るやや狭い範囲の値動きとなりそう。
ただ先週(6/17週)に積み上げてきた大量のドル売りゴールド買いのポジションが大量にあるため、動機付けば大きく動く可能性もありサプライズに注意が必要だ。
まとめ:来週(7/1週)のゴールドドルの注目ポイントは?
これまでの内容をまとめると、7/1週のゴールドドルの注目ポイントは次の通り。
- 1412.18付近を中心とした値動きになりそう
- 上値は1428.00付近手前、下値は1394.05付近が目安になりそう
- 7/5(金)の米雇用統計までは模様眺めの可能性もある
- サプライズに反応した値動きの急変に気をつけたい
2019年前半は1439.00付近までしっかりと上昇してきたゴールドドル、引き続き7/1週より始まる2019年後半の値動きにも注目していきたい。