今週7/22週は先週7/15週の半分以下のボラティリティと低調な値動きで、1453.00付近への挑戦も叶わず上値を伸ばすことはできなかった 。
次週7/29週はFOMCや雇用統計とイベント目白押しで、ゴールドドルも大きな影響を受けるだろう。
そんな次週7/29週のゴールドドルの見通しをまとめると…
- 1412.18付近を中心とした値動きにないそう
- 週前半は1412.18~1428.00間の狭い範囲の値動きに
- 各指標結果次第で上値は1453.00付近、下値は1382.65付近まで広がりそう
- FOMCと米雇用統計発表時の値動きに注意
1453.00付近到達と、これまでしっかり上がってきたゴールドドル。
FOMCや米雇用統計の影響は大きいですが、加えて安全資産としてのゴールドが有用される地政学的状況になるか、しっかりとアンテナを張っておく必要がありそうですね。
2019/7/22(月)~7/26(金)のゴールドドルチャートのおさらい
値 | 先週 (7/15週) | 今週 (7/22週) | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 1415.51 | 1427.66 | 7/22(月) | 775 |
高値 | 1452.95 | 1433.80 | 7/23(火) | 1592 |
安値 | 1400.11 | 1411.03 | 7/24(水) | 1317 |
終値 | 1424.91 | 1418.55 | 7/25(木) | 2277 |
ボラ | 5284 | 2277 | 7/26(金) | 1132 |
方向 | 横ばい | 横ばい | – | – |
2019/7/22(月)~7/26(金)のゴールドドルはどう動いた?
今週7/22週は、先週7/15週の半分以下のボラティリティと低調な値動きとなった。
再び1453.00付近への挑戦が見られるかやや期待もあったが、結果は1436.00付近の強い抵抗が重石となり、上値を伸ばすことはできなかった。
それでも直近約6年間で最も高値に位置しており、このまま上値を望めずに下落するのか、1453.00付近突破に再挑戦するのか、次週7/29週も引き続き見守りたい。
来週(7/29週)のゴールドドルの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1453.00 | 2013年5月の 高値に迫る |
抵抗 | 1440.00 | 2013年8月末の 抵抗線 |
抵抗 | 1433.00 | 2013年8月末の 天井となった抵抗線 |
抵抗 | 1428.00 | 2013年8月末の 抵抗線 |
支持 | 1412.18 | 6/17週の抵抗線 |
支持 | 1394.05 | 6/17週の抵抗線 |
支持 | 1362.65 | 6/17週の支持線 |
支持 | 1355.30 | 2018年4月以来の 高値付近 |
支持 | 1346.60 | 2月中頃の 抵抗線 |
支持 | 1340.40 | 2月中頃の 支持線 |
支持 | 1328.80 | 2月後半の抵抗線 |
支持 | 1321.80 | 1月末・3月末の抵抗線 2月末の支持線 |
支持 | 1316.00 | 2月前半の抵抗線 |
支持 | 1309.00 | 2月前半の支持線 3月・4月の抵抗線 |
支持 | 1301.00 | 5/13週に形成 |
支持 | 1294.50 | 4月前半の強い抵抗線 |
支持 | 1287.30 | 3月前半の強い抵抗線 3月後半の強い支持線 4月後半の抵抗線 |
支持 | 1278.00 | 1月後半の強い支持線 4/15週・4/22週の支持・抵抗線 |
支持 | 1271.30 | 4月後半~5月前半の支持線 |
支持 | 1266.30 | 4/15週・4/29週の強力な支持線 ここを下抜けると下落局面に移行 |
FOMCと米雇用統計に注目
次週7/29週はFOMCと米雇用統計があり、大きな影響を受けることは間違いない。
7/31(水)開催のFOMCまでは様子見の値動きとなるが、FOMC直後は一時的に値幅が広がるので注意したい。
1412.18付近に沿って様子見する値動きに
1412.18付近のサポートラインの存在感は十分で、まずは1412.18付近を中心とした値動きに。
1412.18~1428.00間の狭い範囲での値動きが続き、FOMC後は大きくブレる値動きもあり得る。
FOMCや米雇用統計の結果を受けて大きく動くならば、上値は1453.00付近の抵抗まで、下値は1382.65付近が支えとなりそう。
まとめ:来週(7/29週)のゴールドドルの見通しは?
これまでの内容をまとめると、7/29週のゴールドドルの見通しは次の通り。
- 1412.18付近を中心とした値動きにないそう
- 週前半は1412.18~1428.00間の狭い範囲の値動きに
- 各指標結果次第で上値は1453.00付近、下値は1382.65付近まで広がりそう
- FOMCと米雇用統計発表時の値動きに注意
やや下げたものの直近6年間で最も高値に位置しており、ここから更なる上昇は相当な材料がないと難しく見える。
FOMCや米雇用統計の結果から大きく影響を受けることは間違いないが、米国を取り巻く状況だけを見ても、安全資産としてのゴールドが有用される地政学的状況にしっかりと目を配る必要がありそうだ。