【復習】9/2週のゴールドドルのおさらいと9/9週の見通し

おさらいと見通し
おさらいと見通し

前週8/26週のゴールド買いの流れを引き継いだ前半から一転、9/5(木)には米中貿易問題への協議再開への歩み寄り継続や米指標結果を好感してドル買いの流れとなり、1500.00付近でサポートされるまでゴールド売りドル買いが進んだ9/2週。

その次週9/9週のゴールドドルの見通しをまとめると…

  • 米国と世界の景気後退に関する材料を見定めたい
  • 1520.00付近を中心に一進一退の値動きになりそう
  • 景気減速緩和の材料が出れば1453.00付近が下値の目標に
  • 世界経済の先行き不透明感が増せば再度1555.00付近が上値の目標に
  • 各国の思惑と実経済の結果に注視したい
のりポン
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9/2週は世界経済の景気減速への不安感をある程度払拭しました。

でも、今後の各国指標結果や地政学的動静によっては簡単に覆るため、引き続きその動静を見守りたいですね。

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2019/9/2(月)~9/6(金)のゴールドドルチャートのおさらい

2019/9/2(月)~9/6(金) ゴールドドルチャート(H1)
【2019/9/2(月)~9/6(金) ゴールドドルチャート(H1)】
8/26週9/2週月日ボラ
(pips)
始値1535.071525.969/2(月)1461
高値1555.001557.039/3(火)2808
安値1516.921502.579/4(水)2316
終値1520.691506.529/5(木)4666
ボラ380854469/6(金)2532
方向上向き横ばい

2019/9/2(月)~9/6(金)のゴールドドルはどう動いた?

2019/8/13(火)~9/6(金) ゴールドドルチャート(H4)
【2019/8/13(火)~9/6(金) ゴールドドルチャート(H4)】

9/1(日)に米中双方が関税発動を表明し、9/2週は週明けからゴールドを買ってドルを売る値動きとなった。

しかし前週8/26週に高値を抑えた1555.00付近の抵抗が、9/2週もしっかり作用して高値を阻んだ。

9/5(木)には米中貿易問題への協議再開への歩み寄り継続や米指標結果を好感してドル買いの流れに一転、1500.00付近でサポートされるまでゴールド売りドル買いが進んだ。

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来週(9/9週)のゴールドドルの注目ポイントは?

2019/6/28(金)~9/6(金) ゴールドドルチャート(D1)
【2019/6/28(金)~9/6(金) ゴールドドルチャート(D1)】
線種価格帯説明(いずれも紫線)
抵抗
支持
1538.002013年2~3月の
支持線
抵抗
支持
1520.002019年8月の抵抗線
2019年9月の支持線
支持1500.002019年高値付近
支持1453.002013年5月の
高値に迫る
支持1440.002013年8月末の
抵抗線
支持1433.00 2013年8月末の
天井となった抵抗線
支持1428.002013年8月末の
抵抗線
支持1412.186/17週の抵抗線
支持1394.056/17週の抵抗線
支持1362.656/17週の支持線
支持1355.302018年4月以来の
高値付近
支持1346.602月中頃の
抵抗線
支持1340.402月中頃の
支持線
支持1328.802月後半の抵抗線
支持1321.801月末・3月末の抵抗線
2月末の支持線
支持1316.002月前半の抵抗線
支持1309.002月前半の支持線
3月・4月の抵抗線
支持1301.005/13週に形成
支持1294.504月前半の強い抵抗線
支持1287.303月前半の強い抵抗線
3月後半の強い支持線
4月後半の抵抗線
支持1278.001月後半の強い支持線
4/15週・4/22週の支持・抵抗線
支持1271.304月後半~5月前半の支持線
支持1266.304/15週・4/29週の強力な支持線
ここを下抜けると下落局面に移行

米国と世界は景気後退している、とはいえない?

9/2週は米雇用統計発表など、米国の現状と今後を占う重要指標発表が目白押しだったが、その結果は強弱マチマチだった。

米FRBのパウエル議長はスイスで行なわれた講演で、FRBは景気拡大を維持するため引き続き「適切に」行動すると再表明。

米国と世界は景気後退しているとはいえない」とする考えを示して市場もこれを歓迎、米ドル買いが進んだ。

1520.00付近を睨んで、一進一退の値動きとなりそう

8/26週までは世界経済の先行き不透明感が増す一方でドル売りが先行、9/2週は一転して米ドル買いが進んだ。

9/9週は、1520.00付近を中心とした一進一退の値動きとなりそう。

材料に乏しい週となれば1500.00~1538.00間のレンジを形成して、売り買い材料を模索することになりそう。

世界の景気後退への懸念が和らぐ材料が出ればドル買いが加速し、1500.00付近を下抜けして1453.00付近が下値の目標になりそう。

世界経済の不透明感が強まる材料が出るとゴールド買いが強まり、1500.00付近を踏み台にして1555.00付近が上値の目標になりそう。

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まとめ:来週(9/9週)のゴールドドルの見通しは?

これまでの内容をまとめると、9/9週のゴールドドルの見通しは次の通り。

  • 米国と世界の景気後退に関する材料を見定めたい
  • 1520.00付近を中心に一進一退の値動きになりそう
  • 景気減速緩和の材料が出れば1453.00付近が下値の目標に
  • 世界経済の先行き不透明感が増せば再度1555.00付近が上値の目標に
  • 各国の思惑と実経済の結果に注視したい

9/2週は世界経済の景気減速への不安感をある程度払拭できたが、今後の各国指標結果や地政学的動静によっては簡単に覆るため、引き続きその動静を見守りたい。