ゴールドドル(XAUUSD)の11/2(月)~11/6(金)の復習と11/9(月)~11/13(金)の値動きの見通しをまとめました。
米大統領選挙の開票が進むにつれて主要通貨に対する米ドル安が顕著になって、割安感の出たゴールドがよく買われ再び1950台に回復しました。
米ドル安の材料に衰える様子はなく、このまま米ドル売りが続けばゴールドの割安感も堅調に続きそうです。
2020/11/2(月)~11/6(金)のゴールドドルはどう動いた?
値 | 10/26週 | 11/2週 |
始値 | 1902.61 | 1876.99 |
高値 | 1911.33 | 1960.33 |
安値 | 1859.91 | 1873.41 |
終値 | 1878.25 | 1951.82 |
ボラティリティ | 5142 | 8692 |
11/2週は主要通貨に対して米ドルが売られて、米ドル建てのゴールドの割安感が増して大きく買われた。
前週10/26週の下値を支えた1863.60付近のサポートラインを踏み台に、今年8・9月の上値を抑え込んだ1969.80手前付近のレジスタンスラインに再び抑えられるまで上値を切り上げた。
今年9月末以来の1950.00台に回復し、終値1951.82で週を終えた。
2020/11/9(月)~11/13(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
11/9(月) | 08:50 日銀金融政策決定会合主な意見(10/28,29分) |
11/10(火) | 18:30 英雇用統計 |
11/11(水) | 10:00 NZ政策金利発表 |
11/12(木) | 19:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 22:30 米消費者物価指数 25:00 米EIA週間石油在庫統計 |
11/13(金) | 19:00 ユーロ圏20年度第3四半期GDP(改定) 19:00 ユーロ圏貿易収支 22:30 米生産者物価指数 |
11/14(土) | |
11/15(日) | ☪新月 |
2020/11/9(月)~11/13(金)のゴールドドルの見通しは?
米大統領選挙の行方の不透明感や米上下両院のねじれ状態による追加の経済対策実施の後退など、米ドル売り要因が燻っている。
加えて米雇用統計の結果が前月より伸びが鈍化したことや、新型コロナウィルス米国内感染者数が過去最多を更新するなど米ドル安の材料も多い。
主要通貨に対する米ドル安が続けば米ドル建てのゴールドの割安感も続くため、引き続き米ドル売りの材料を注視したい。
上値が1969.80付近のレジスタンスラインを上抜けるかに注目したいが8・9月に上値を抑え込んだその下押し圧力は相当なもので、よほどの材料がなければ突破は難しそう。
一方下値は8・9・10月と3ヵ月に渡り下値を支えた、1863.60付近のサポートラインが直近の目安となりそう。
- 米大統領選挙の行方の不透明感が拭えない状況
- 米上下両院のねじれ状態による追加の経済対策実施の後退も米ドル売り材料になりそう
- 米雇用統計が前月より伸びが鈍化したことで米景気回復の減速懸念が増している
- 過去最多を更新した新型コロナ米国内感染者数の増加も米ドル売り要因に
- 米ドル安の傾向が続けばゴールド買い需要が増す流れも続きそう
- 上値の直近の目安は1969.80付近の強力なレジスタンスラインまでとなりそう
- 下値の目安は1863.60付近のサポートラインとなりそう