6/10週は先週(6/3週)の上昇基調から一転、下落に転じた。
ただ1.12120付近でしっかり支えられており、長く続く下落傾向からの反転上昇中の調整なのか、下落再開なのかを6/17週の値動きで見極める必要がある。
これらを踏まえて次週6/17週のユーロドルの注目ポイントは次の通り。
- 6/17週がジリ高となれば上昇傾向の兆しとなりそう
- 1.11100付近、1.12120付近、1.13240付近の値動きに注目する
- 1.13240付近の上抜け、1.11100付近の下抜けに警戒する
6/10週の値動きを反発上昇の兆しとみるか、下落の流れの中の調整とみるか、6/17週の高値・安値がどのレジサポラインで反応する様子で判断したいところです。
2019/6/10(月)~6/14(金)のユーロドルチャートのおさらい
先々週(5/27週)と先週(6/3週)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 先々週(5/27週) | 先週(6/3週) |
始値 | 1.12090 | 1.11597 |
高値 | 1.12151 | 1.13476 |
安値 | 1.11160 | 1.11597 |
終値 | 1.11684 | 1.13311 |
ボラ | 99.0pips | 187.9pips |
方向 | 横ばい | 上向き |
先々週(5/27週)はその前週(5/20週)同様、やや方向感のない値動きに終始した。
下落する場面では1.11100付近にしっかりサポートされ、その後の上昇の踏み台となった。
先週(6/3週)は曜日ごとの値動きの強弱がハッキリと出る展開の中、1.113570付近手前に抑えられるまでしっかりと上昇して次週(6/10週)につなげた。
2019/6/10(月)~6/14(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 先週(6/3週) | 今週(6/10週) | 説明 |
始値 | 1.11597 | 1.13221 | 様子見 スタート |
高値 | 1.13476 | 1.13435 | 始値から ほぼ平行 |
安値 | 1.11597 | 1.12025 | 1.12120に 支持される |
終値 | 1.13311 | 1.12106 | 1.12120に 支持される |
ボラ | 187.9pips | 86.7pips | 6/3週上昇分を 元に戻す |
方向 | 上向き | 下方向 | しっかり下落 |
月日 | ボラ | 説明 |
6/10(月) | 40.0pips | 様子見 |
6/11(火) | 36.1pips | 様子見 |
6/12(水) | 60.9pips | ジリ下げ |
6/13(木) | 35.1pips | 様子見 |
6/14(金) | 86.7pips | 大きく 下げる |
平均 | 51.8pips | 動いたのは 6/14(金)のみ |
2019/6/10(月)~6/14(金)のユーロドルはどう動いた?
今週(6/10週)はしっかりと抵抗線と支持線に反応した、ライントレードのお手本のような値動きとなった。
まず週の高値1.13435は、抵抗線1.13240付近をやや越えた抵抗線1.13570付近手前でドル買いオーダーが入った結果といえる。
さらに6/14(金)の強いユーロ売りドル買いの流れは1.12620付近の抵抗線を軽く下抜けたものの、その下に控える支持線1.12120付近がドル買いの流れをしっかり受け止めて週を終えた。
次週(6/17週)も各抵抗線と支持線が機能するか、見極めていきたいところだ。
次週(6/17週)のユーロドルの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
抵抗 | 1.13570 | 2月中頃の抵抗線 |
抵抗 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
抵抗 支持 | 1.12620 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
抵抗 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
抵抗 支持 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
支持 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
支持 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
下落傾向に反転上昇の兆しがあるか?
1/10(木)より続くユーロドルの下落傾向に対して、ハッキリとした反転上昇の兆しはまだ見えない。
GW手前4/26(金)まで下落していたが1.11100付近にサポートされるとピタリと下落が停止、以後5/27週まで横ばいの値動きが続いた。
この4/26(金)~5/31(金)までの1.11100付近に支え続けられた期間を一連の下落傾向の底打ちと見ると、6/10週のような調整は度々入りつつも終値がジリ高になる流れと見ることもできる。
6/17週は6/19(水)にFOMC政策金利発表・FRB議長記者会見も予定されており、値動きの大きな動機となるので警戒したい。
6/17週の各指標発表スケジュールをまとめているので、合わせてご覧いただきたい。
1.11100~1.12120~1.13240に注目
高値を1.13240付近で抑えられる場合は、上昇タイミングを見計らいつつレンジを形成する流れとなりそう。
1.12120付近が高値として値動きが推移する場合は、方向感に欠く流れと言えそうだ。
6/17週が1.11100付近にサポートされ続ける1週間だと、ユーロドルの行方は次週6/24週以降に持ち越される可能性がある。
仮に1.13240付近を上抜けるか、あるいは1.11100付近を下抜ける場合は大きな値動きとなるので警戒が必要だ。
まとめ:来週(6/17週)のユーロドルのポイントは?
以上を踏まえて、次週6/17週のユーロドルの注目ポイントは次の通り。
- 6/17週がジリ高となれば上昇傾向の兆しとなりそう
- 1.11100付近、1.12120付近、1.13240付近の値動きに注目する
- 1.13240付近の上抜け、1.11100付近の下抜けに警戒する
来週(6/17週)にはFOMCも控えており、上記3つの抵抗線・支持線に注意を払いつつ値動きを見守りたい。