5/7(火)より続く下落トレンドをブレイクすることなく、しっかりと継続した7/15週。
7/15週終値のすぐ上0.98400付近には強い抵抗があり、米ドル買いの材料は乏しいため突破は容易ではない印象。
7/31(水)開催のFOMCまで様子見の向きもあるが、そんな7/22週のドルスイスフランの見通しをまとめると次の通り。
- やや勢いを緩めたが下落トレンドはしっかり継続
- 米ドルの買い材料に乏しい
- 0.98100付近を支えとした値動きに
- 0.98400付近の強い抵抗が上値を阻みそう
- 0.98100付近を下抜けると0.97470付近までは速そう
7/31(水)のFOMCまでは模様眺めで推移しそうですね。
米中貿易問題や米イラン摩擦など、米ドル絡みのサプライズ報道ネタが多いので、注意したいところです。
2019/7/15(月)~7/19(金)のドルスイスフランチャートのおさらい
値 | 先週(7/8週) | 今週(7/15週) | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 0.99092 | 0.97874 | 7/15(月) | 37.2 |
高値 | 0.99515 | 0.99515 | 7/16(火) | 58.4 |
安値 | 0.98361 | 0.97792 | 7/17(水) | 43.1 |
終値 | 0.98398 | 0.98163 | 7/18(木) | 82.7 |
ボラ | 115.4pips | 102.1pips | 7/19(金) | 41.7 |
方向 | 横ばい | 横ばい | – | – |
2019/7/15(月)~7/19(金)のドルスイスフランはどう動いた?
先週7/8週の下落の流れから一転、今週7/15週前半はややドルが買われてジリ高に推移。
しかしパウエルFRB議長の米利下げ発言のあった7/17(水)に、0.99230手前付近を高値にドルが売られた。
0.98100付近でなんとか支えたれたものの上値は重く、終値0.98163で次週7/22週に引き継いだ。
来週(7/22週)のドルスイスフランの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1.02040 | 4月後半~5月初めの 強力な抵抗線、レンジ上限 |
抵抗 | 1.01590 | 4月後半~5月初めの支持線 レンジ下限 |
抵抗 | 1.01130 | レンジ下限1.01590付近 ブレイク後の抵抗線 |
抵抗 | 1.00550 | しっかりとした支持線 5/28(火)現在は抵抗線 |
抵抗 | 1.00030 | 2月後半の抵抗線 |
抵抗 | 0.99700 | 1月後半の抵抗線 2月後半の支持線 |
抵抗 | 0.99480 | 6月前半と 7月前半の抵抗線 |
抵抗 | 0.99230 | かなり強力な支持線 下抜けると下落加速 |
抵抗 | 0.98890 | 6/3週・6/10週の 強い支持線 |
抵抗 | 0.98640 | 1月初の抵抗線 |
抵抗 | 0.98400 | 6月後半の抵抗線 7月前半の支持線 |
支持 | 0.98100 | 1月初の やや強い支持線 |
支持 | 0.97470 | 1月初の支持線 |
支持 | 0.97160 | 1月初の支持線 |
支持 | 0.96980 | 2018年9月半ばと 10月半ばの抵抗線 |
支持 | 0.96500 | 2018年9月の 強い支持線 |
下落トレンドはしっかり健在
令和への元号改元に伴う大型GW終了直後の5/7(火)から始まった下落トレンドは、その勾配を緩めたものの7/15週もしっかりと存在感を示した。
米ドルが全面的に力強さを失っており、ここにきてパウエルFRB議長の米利下げ発言がドル売りに拍車をかけている。
米ドル買いにつながる材料は依然乏しく、サプライズでもない限り、次週7/22週もこの下落トレンドをブレイクすることは容易ではなさそう。
0.98100付近を支えとする値動きに
今週7/15週は0.98163で終えているが、次週7/22週は0.98100付近を支えにした値動きとなりそう。
ただしすぐ上の0.98400付近は強い抵抗となっており、ここを上抜けるにはしっかりとした勢いが必要。
一方、0.98100付近を下抜けると0.97830付近に薄いサポートが見えるものの、0.97470付近までは思ったよりもあっさりと到達しそう。
まとめ:次週7/22週のドルスイスフランの見通しは?
これまでの内容をまとめると、7/22週のドルスイスフランの見通しは次の通り。
- やや勢いを緩めたが下落トレンドはしっかり継続
- 米ドルの買い材料に乏しい
- 0.98100付近を支えとした値動きに
- 0.98400付近の強い抵抗が上値を阻みそう
- 0.98100付近を下抜けると0.97470付近までは速そう
7/31(水)のFOMCまでは模様眺めで推移しそうだが、米中貿易問題や米イラン摩擦など、米ドルがらみのサプライズ報道に注意したい。