【復習】10/14週のユーロドルのおさらいと10/21週の見通し

10/17(木)に新たな離脱協定案で合意した英国とEUですが、10/19(土)開催の英議会で離脱採択見送り・離脱期限延長申入れが決定。

合意なきEU離脱の確率が低下した矢先に一転して先行き不透明となり、10/21週のユーロドルは開始早々から荒れそうな状況ですね。

加えて10/24(木)発表のECB政策金利発表とECB総裁会見も押えておきたいところです。

2019/10/14(月)～10/18(金)のユーロドルチャートのおさらい

全種10/7週の上昇の流れからやや落ち着いて始まった10/14週。

一時1.09900付近まで押し下げる場面もあったが、ここを踏み台に英国の合意なき離脱が遠退いたことを好感してドルを売ってユーロを買う動きが加速。

1.11730付近の抵抗に抑えられるまでしっかり上昇し、終値1.11706で週を終えた。

線種	価格帯	説明
抵抗	1.14370	昨年11月・12月と今年3月の抵抗線
抵抗	1.14100	今年2月末の抵抗線
抵抗	1.13900	2月末～3月初の抵抗線
抵抗	1.13430	2月中頃の抵抗線
抵抗	1.13240	4/22週高値付近
抵抗	1.12770	4月前後半の強力な抵抗線
抵抗	1.12120	5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に？
抵抗	1.11730	5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう
支持	1.11440	4月レンジの下限
支持	1.11100	かなり強力な支持線ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット
支持	1.10750	2019年7月末の支持線
支持	1.10560	2017年5月前半の抵抗線
支持	1.10270	2019年8月の支持線
支持	1.09900	2017年 4月・5月の抵抗線
支持	1.09400	2017年 4月・5月の抵抗線
支持	1.08700	2017年4月・5月の強力な支持線

10/19(土)開催の英議会でEU離脱採択の見送りとEU離脱延長が決定、ジョンソン首相は10月末の離脱実施に向けた強硬姿勢を取った。

この影響で、10/21週のユーロドルは1.11440付近を中心に週明け早々から大きく荒れる値動きとなりそう。

上値の目安は1.12120付近で上振れても1.12400付近、下値の目安は1.09900付近でユーロ売りが進めば1.09400付近のサポートラインまで下押しそう。

また10/24(木)に発表されるECB政策金利発表とECB総裁会見で、ユーロ利下げに加えて英EU離脱の混乱によるユーロ圏の景気後退への言及についても注視しておきたい。

以上を踏まえて、次週10/21週のユーロドルの見通しは次の通り。

日付	スケジュール内容
10/21(月)
10/22(火)	【行事】即位礼正殿の儀
10/23(水)	20:00　米MBA住宅ローン申請指数 23:30　米EIA週間石油在庫統計
10/24(木)	20:45　ECB政策金利発表 21:30　ECB総裁会見 21:30　米新規失業保険申請件数 21:30　米耐久財受注 23:00　米新築住宅販売件数
10/25(金)
10/26(土)
10/27(日)	※欧州が標準時間に移行