【復習】10/14週のドルスイスフランのおさらいと10/21週の見通し

おさらいと見通し
おさらいと見通し
のりポン

1.00000付近を上抜けできずに0.98400付近のサポートラインに支えられるまでしっかり下落しました。

英国とEUの離脱協定案合意を前提としたユーロ圏の景気後退回避の思惑から、米ドル売りが広がったためです。

しかし10/19(土)開催の英議会で離脱採決先送り・離脱期限延長が選択されて、英国のEU離脱が再び混迷の度を深めてしまいましたので、10/21週は荒れた値動きになりそうです。

スポンサーリンク

2019/10/14(月)~10/18(金)のドルスイスフランチャートのおさらい

2019/10/14(月)~10/18(金) ドルスイスフランチャート(H1)
【2019/10/14(月)~10/18(金) ドルスイスフランチャート(H1)】
10/7週10/14週月日ボラ
(pips)
始値0.993980.9967110/14(月)39.1
高値0.999060.9995910/15(火)53.5
安値0.990480.9841010/16(水)47.9
終値0.996720.9841510/17(木)58.6
ボラ85.8154.910/18(金)33.1
方向上方向下方向

2019/10/14(月)~10/18(金)のドルスイスフランはどう動いた?

2019/9/24(火)~10/18(金) ドルスイスフランチャート(H4)
【2019/9/24(火)~10/18(金) ドルスイスフランチャート(H4)】

10/14週のドルスイスフランは、0.98400付近のサポートラインに支えられるまで対スイスフランに対して米ドルが大きく売られて下落した。

前回の記事で「1.00000付近の抵抗を上抜けできるか?」を注目ポイントとして挙げていたが、残念ながら1.00000付近の突破、とはいかなかった。

これは英国とEUが新たな離脱協定案で合意し、英国の無秩序なEU離脱が回避される見通しになったことで、ユーロ圏が景気後退を回避するとの期待が広がったため。

ただ10/19(土)の英議会でEU離脱採決を先送りしたことで、再び英国とEUの景気後退懸念が増している状況で次週10/21週を向かえそうだ。

スポンサーリンク

来週(10/21週)のドルスイスフランの見通しは?

2019/5/29(水)~10/18(金) ドルスイスフランチャート(H4)
【2019/5/29(水)~10/18(金) ドルスイスフランチャート(H4)】
線種価格帯説明(いずれも紫線)
抵抗1.020404月後半~5月初めの
強力な抵抗線、レンジ上限
抵抗1.015904月後半~5月初めの支持線
レンジ下限
抵抗1.01130レンジ下限1.01590付近
ブレイク後の抵抗線
抵抗1.00550しっかりとした支持線
5/28(火)現在は抵抗線
抵抗1.000302月後半の
強い抵抗線
抵抗0.997001月後半と
2月後半の支持線
抵抗0.994806月前半と
7月前半の抵抗線
抵抗0.99230かなり強力な支持線
下抜けると下落加速
抵抗0.988906/3週・6/10週の
強い支持線
抵抗0.986401月初の抵抗線
抵抗
支持
0.984006月後半の抵抗線
7月前半の支持線
支持0.981001月初の
やや強い支持線
支持0.974701月初の支持線
支持0.971601月初の支持線
支持0.969802018年9月半ばと
10月半ばの抵抗線
支持0.965002018年9月の
強い支持線
支持0.958002018年9月半ばの
支持線
支持0.953002018年9月半ばの
支持線
2018年3月半ばの
抵抗線

0.98400付近を中心に安全資産としての性質を強めそう

10/19(土)の英議会でEU離脱採決を先送りしたことで再び英国とEUの景気後退懸念が増している状況で次週10/21週を向かえることになり、スイスフラン買いの強い材料となりそう。

10/24(木)にECB政策金利発表とECB総裁会見が予定されているが、ユーロ圏の今後の経済の見通しと利下げなどの景気刺激策に加えて、英国のEU離脱採決先送りの影響をどこまで折り込んでいるか?に注視したい。

0.98400付近を中心とした値動きだが、ポンドやユーロの値動き次第では大きく影響を受けそう。

上値の目安は0.98890付近の抵抗まで、下値は今年8月お盆前の安値だった0.96980付近のサポートラインが目安となりそう。

スポンサーリンク

まとめ:次週10/21週のドルスイスフランの見通しは?

これまでの内容をまとめると、10/21週のドルスイスフランの見通しは次の通り。

  • 英国のEU離脱採決先送り・離脱期限延長へのEUの対応を見極めたい
  • 10/24(木)のECB政策金利発表とECB総裁会見の内容に注目
  • 0.98400付近を中心にスイスフラン買いが先行しそう
  • 上値の目安は0.98890付近の抵抗まで
  • 下値の目安は0.96980付近のサポートラインまで

10/21週の指標スケジュール

日付スケジュール内容
10/21(月)
10/22(火)【行事】即位礼正殿の儀
10/23(水)20:00 米MBA住宅ローン申請指数
23:30 米EIA週間石油在庫統計
10/24(木)20:45 ECB政策金利発表
21:30 ECB総裁会見
21:30 米新規失業保険申請件数
21:30 米耐久財受注
23:00 米新築住宅販売件数
10/25(金)
10/26(土)
10/27(日)※欧州が標準時間に移行