10/21週後半の流れ方一転、10/28週前半は1486.80付近のサポートラインが支えるまで下げましたね。
10/28週後半はゴールド買いが進み、今年8月から続く高値圏1500.00付近をしっかりと維持して週を終えました。
米指標結果だけが好調では世界経済の減速感がなかなか拭えず、ゴールドドルが高値圏に留まる状況はしばらく続きそうですね。
2019/10/28(月)~11/1(金)のゴールドドルチャートのおさらい
値 | 10/21週 | 10/28週 |
始値 | 1491.60 | 1504.44 |
高値 | 1517.95 | 1516.01 |
安値 | 1480.85 | 1481.16 |
終値 | 1504.30 | 1514.03 |
ボラ | 3170 | 3485 |
方向 | 上向き | 上向き |
2019/10/28(月)~11/1(金)のゴールドドルはどう動いた?
前週10/21週の流れから一転、10/28週前半は1520.00手前付近の抵抗が重く上値を押し返されてゴールド売りドル買いが進んだ。
10/28週半ばで1486.80付近のサポートラインが下落を止めた後は踏み台となりゴールド買いが加速、再度1520.00手前付近に上値を押えられるまで上昇。
全集10/21週高値は更新できなかったものの、前週安値を割り込むことなく終値1514.03で週を終えた。
来週(11/4週)のゴールドドルの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 2011年後半 ~2013年前半の 抵抗 | |
抵抗 | 1555.00 | 2019年8・9月の 高値付近 |
抵抗 | 1538.00 | 2013年2~3月の 支持線 |
抵抗 | 1520.00 | 2019年8月の抵抗線 2019年9月の支持線 |
抵抗 支持 | 1500.00 | 2019年高値付近 |
支持 | 1486.80 | 2019年8~9月の 支持線 |
支持 | 1453.00 | 2013年5月の 高値に迫る |
支持 | 1440.00 | 2013年8月末の 抵抗線 |
支持 | 1428.00 | 2013年8月末の 抵抗線 |
支持 | 1412.18 | 6/17週の抵抗線 |
支持 | 1394.05 | 6/17週の抵抗線 |
支持 | 1362.65 | 6/17週の支持線 |
支持 | 1355.30 | 2018年4月以来の 高値付近 |
支持 | 1346.60 | 2月中頃の 抵抗線 |
支持 | 1340.40 | 2月中頃の 支持線 |
支持 | 1328.80 | 2月後半の抵抗線 |
支持 | 1321.80 | 1月末・3月末の抵抗線 2月末の支持線 |
支持 | 1316.00 | 2月前半の抵抗線 |
支持 | 1309.00 | 2月前半の支持線 3月・4月の抵抗線 |
支持 | 1301.00 | 5/13週に形成 |
支持 | 1294.50 | 4月前半の強い抵抗線 |
支持 | 1287.30 | 3月前半の強い抵抗線 3月後半の強い支持線 4月後半の抵抗線 |
支持 | 1278.00 | 1月後半の強い支持線 4/15週・4/22週の支持・抵抗線 |
支持 | 1271.30 | 4月後半~5月前半の支持線 |
支持 | 1266.30 | 4/15週・4/29週の強力な支持線 ここを下抜けると下落局面に移行 |
このまま1500.00付近の高値圏を維持できるか?
一時的に1486.80付近を割り込むことがあっても、今年2019年8月以降は1500.00付近を中心とした値動きで高値圏を維持している。
10/28週の米雇用統計の結果は良好で「金融緩和を行なう必要は切迫していない」とするFRBの声明を裏付けるものだったが、米国を除く世界経済の減速感は完全には払拭できていないことから、ゴールドの需要はしばらく続きそう。
英EU離脱とEU各国指標、加えて米中通商協議の行方が世界経済の押し下げ要因となるか、引き続き見守る必要がある。
11/4週は1500.00付近を中心に各国経済指標の結果を睨んだ値動きになりそう。
上値は1520.00付近を目指しつつ1538.00付近の抵抗までとなりそう。
下値は直近の1486.80付近、ここを下抜けると1453.00付近のサポートラインまでとなりそう。
まとめ:来週(11/4週)のゴールドドルの見通しは?
これまでの内容をまとめると、11/4週のゴールドドルの見通しは次の通り。
- 1500.00付近を中心に世界経済後退の示唆が材料化するかに注目
- 上値の目安は1538.00付近の抵抗までとなりそう
- 下値は1486.80付近が支えつつ下抜けると1453.00付近までとなりそう
- 英EU離脱とユーロ圏各国の指標結果を注視したい
- 米中通商協議の進展を見守る展開となりそう
11/4週の指標スケジュール
日付 | スケジュール内容 |
11/4(月) | ※米・カナダが標準時間に移行 24:00 米製造業受注 |
11/5(火) | 12:30 豪政策金利発表 19:00 ユーロ圏生産者物価指数 22:30 米貿易収支 24:00 米ISM非製造業景況指数 |
11/6(水) | 08:50 日銀議事録要旨(9月18・19日分) 19:00 ユーロ圏小売売上高 21:00 米MBA住宅ローン申請指数 24:30 米EIA週間石油在庫統計 |
11/7(木) | 21:00 英政策金利発表 21:00 英金融政策委員会(MPC)議事録 21:00 英四半期インフレ報告 22:30 米新規失業保険申請件数 29:00 米消費者信用残高 |
11/8(金) | |
11/9(土) | |
11/10(日) |