11/11週は米中通商協議の行方への楽観的な見方や米指標結果が米国経済の鈍化を示唆して、ユーロが買われ易い展開になりましたね。
米国以上に経済の鈍化が顕著化している中国は通商協議に合意せざるを得ない状況になりつつあるものの、12/15の対中関税発動が回避できるかは未だ不透明。
もうしばらくはユーロやポンドが買われ易い値動きになりそうです。
2019/11/11(月)~11/15(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 11/4週 | 11/11週 |
始値 | 1.11680 | 1.10226 |
高値 | 1.11753 | 1.10569 |
安値 | 1.10166 | 1.09891 |
終値 | 1.10192 | 1.10519 |
ボラ | 158.7 | 67.8 |
方向 | 下方向 | 横ばい |
2019/11/11(月)~11/15(金)のユーロドルはどう動いた?
11/11週は前週11/4週の下落の流れを受けて、1.09900付近のサポートラインに支えられるまでジリジリと値を下げた。
だが週後半に米中通商協議への楽観的な見方からユーロが買われる展開となり、1.10560付近の抵抗に上値を押えられるまで上昇。
高値1.10569を付けた後にやや下げたものの、終値1.10519で週を終えた。
次週(11/18週)のユーロドルの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.14370 | 昨年11月・12月と 今年3月の抵抗線 |
抵抗 | 1.14100 | 今年2月末の抵抗線 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
抵抗 | 1.13430 | 2月中頃の抵抗線 |
抵抗 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
抵抗 | 1.12770 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
抵抗 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
抵抗 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
抵抗 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
抵抗 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
抵抗 | 1.10750 | 2019年7~8月の 支持線 |
支持 | 1.10560 | 2017年5月前半の抵抗線 |
支持 | 1.10270 | 2019年8月の 支持線 |
支持 | 1.09900 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.09400 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.08700 | 2017年4月・5月の 強力な支持線 |
米中通商協議の行方を見定めつつ1.10560付近を中心とした値動きに
ユーロ圏と英国の第3四半期の経済指標は第2四半期よりも改善・好感したが、一方で米国は鈍化しておりユーロ・ポンドに対して米ドルが売られ易い傾向となっている。
日足で見るとダブルトップを形成中の11/4週を終えてから流れが変わり、11/11週は反転上昇となっている。
11/18週は、ダブルトップのネックライン1.10750付近の抵抗を終値でしっかりと超えてくるかに注目したい。
上値の目安は1.11100付近の抵抗までとしたいが、長い上ヒゲを形成しそう。
下値は11/11週を支えた1.09900付近のサポートラインが目安になりそう。
まとめ:次週11/18週のユーロドルの見通しは?
以上を踏まえて、次週11/18週のユーロドルの見通しは次の通り。
- ユーロ圏・英国よりも第3四半期の指標が良くない米ドルが売られる傾向は続きそう
- ダブルトップのネックライン1.10750付近を終値で突破するかに注目
- 上値の目安は1.11100付近までで、長い上ヒゲを形成しそう
- 下値の目安は1.09900付近のサポートラインまでとなりそう
11/18週の指標スケジュール
日付 | スケジュール内容 |
11/18(月) | |
11/19(火) | 09:30 豪中銀理事会議事録 22:30 米住宅着工・許可件数 |
11/20(水) | 21:00 米MBA住宅ローン申請数 24:30 米EIA週間石油在庫統計 28:00 米FOMC議事録(10/29・30開催分) |
11/21(木) | 22:30 米新規失業保険申請件数 22:30 米フィラデルフィア連銀景況指数 |
11/22(金) | |
11/23(土) | |
11/24(日) |