豪ドル円(AUDJPY)の9/7(月)~9/11(金)の復習と9/14(月)~9/18(金)の値動きの見通しをまとめました。
世界的な株安と原油安を受けて9/8(火)には豪ドルを売って安全資産の円を買う動きが入りましたが翌9/9(水)には反転上昇して、レンジ内での秩序ある値動きとなりました。
豪ドル買いの材料に乏しい中で9/14週も引き続き株価と原油価格の値動きに注視したいところです。
2020/9/7(月)~9/11(金)の豪ドル円はどう動いた?
値 | 8/31週 | 9/7週 |
始値 | 77.593 | 77.370 |
高値 | 78.461 | 77.735 |
安値 | 76.770 | 76.114 |
終値 | 77.393 | 77.293 |
ボラティリティ | 169.1 | 162.1 |
8/24週時点ではリスクオンの豪ドル買いが進んでいたが、前週9/1(火)以降は一転して軟調気味になって迎えた9/7週。
世界的な株安と原油安を受けて資源国通貨の足元が揺らぎ、9/8(火)のロンドン時間から豪ドルを売って安全資産の円を買う動きが入り一気に下落。
76.450付近にサポートされて底を打つまで値を下げたが、翌9/9(水)には利益確定の豪ドル買い円売りで反転上昇。
その後は一進一退のレンジとなって、結局は前週8/31週の終値77.393に近い終値77.293で週を終えた。
2020/8/31(月)~9/4(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/14(月) | 18:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 |
9/15(火) | 10:30 豪中銀理事会議事録 17:30 英雇用統計 21:30 米NY連銀製造業景気指数 22:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
9/16(水) | 17:30 英消費者物価指数 17:30 英生産者物価指数 18:00 ユーロ圏貿易収支 21:30 米小売売上高 23:30 米IEA週間石油在庫統計 27:00 米FOMC政策金利発表 27:30 米FRB議長記者会見 |
9/17(木) | ☪新月 日銀政策金利発表 18:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 20:00 英政策金利発表 20:00 英金融政策委員会(MPC)議事録 21:30 米フィラデルフィア連銀景況指数 21:30 米住宅着工・許可件数 |
9/18(金) |
2020/9/14(月)~9/18(金)の豪ドル円の見通しは?
コロナショック下の3/19(木)に底を打った後は順調に豪ドル買いが進んできたが、前週8/31週の米ハイテク株急落による安全資産の円買いの影響で上昇傾向に停滞が見られる。
ただ76.450~77.630間の狭いレンジ内での値動きから、米株安ながらも秩序ある値動きを保っている様子も伺える。
資源国通貨のため株安・原油安の影響が大きく、9/14週も引き続き株価・原油価格を睨んだ展開となりそう。
今のところ財政刺激策が功奏して各経済統計の結果を支えているが第三四半期のマイナス成長回避は厳しい見通しで、豪ドル買い材料に乏しい状況は続きそう。
株価・原油価格に注視しつつ下値は75.650付近のサポートラインまで、上値は78.450付近のレジスタンスラインまでの値動きとなりそう。
- 前週8/31週の米ハイテク株急落による安全資産の円買いの影響で停滞中
- 第三四半期のマイナス成長回避は厳しく豪ドル買い材料に乏しい
- 米株安ながらも76.450~77.630間で秩序ある値動きとなっている
- 下値は75.650付近のサポートラインまでとなりそう
- 上値は78.450付近のレジスタンスラインまでとなりそう
- 引き続き株価・原油価格の値動きを注視したい