ドル円(USDJPY)の9/14(月)~9/18(金)の復習と9/21(月)~9/25(金)の値動きの見通しをまとめました。
ユーロ圏での新型コロナウィルス感染の急拡大に加えて景気対策法案協議の進展がないことを嫌気して、5日連続でドル売り円買いが進みました。
菅政権発足の混乱も落ち着いて円売り要因がない中で米中対立も増してきて、ドルの軟調地合は当面続きそうですね。
2020/9/14(月)~9/18(金)のドル円はどう動いた?
値 | 9/7週 | 9/14週 |
始値 | 106.214 | 106.067 |
高値 | 106.384 | 106.165 |
安値 | 105.790 | 104.273 |
終値 | 106.145 | 104.563 |
ボラティリティ | 59.4 | 189.2 |
9/14週は前週9/7週の約3倍のボラティリティ189.2と大きな値動きとなり、ドル売り円買いが進んだ週となった。
ユーロ圏での新型コロナウィルス感染の急拡大と米与野党間での追加の景気対策法案に関する協議に進展がないことで、安全資産としての円が買われた模様。
104.200付近の強力なサポートラインが下値を支えたものの、ドル軟調の気配は弱まっておらず予断を許さない状況は次週9/21週も続きそう。
2020/9/21(月)~9/25(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/21(月) | ㊗敬老の日 |
9/22(火) | ㊗秋分の日 |
9/23(水) | 11:00 NZ政策金利発表 23:30 米IEA週間石油在庫統計 |
9/24(木) | ☪上弦 【休場】南アフリカ 08:50 日銀議事要旨(7/21,22分) 16:30 スイス政策金利発表 23:00 米新築住宅販売件数 |
9/25(金) | 21:30 米耐久消費財受注 |
2020/9/21(月)~9/25(金)のドル円の見通しは?
11/3(火)の米大統領選挙を睨んだ市場の思惑や米中間の緊張感の高まりから、注目度の高い指標発表は予定されていないものの9/14週もドルの軟調傾向は続きそう。
104.200付近の強力なサポートラインが下値を支えそうだが、ここを下抜けると3/12(木)の安値近く103.100付近のサポートラインまで一気に値を下げそう。
9/7週に下抜けるまで約2ヶ月間サポートラインとして強く作用していた105.300付近が、ロールリバーサルしてレジスタンスラインに転換するかを注視したい。
転換した場合は、上値はこの105.300付近で強い抵抗を受け上値を抑えられそう。
また9/21(月)・22(火)は東京市場が休場となるため、薄商い時の予想以上の大きな値動きに注意したい。
- 9/14週もドルの軟調傾向は続きそう
- 104.200付近の強力なサポートラインを下抜けたら103.100付近のサポートラインまで一気に値を下げそう
- ロールリバーサルによる105.300付近のレジスタンスライン化を見極めたい
- 105.300付近がレジスタンス化したら上値をしっかり抑え込みそう
- 9/21(月)・22(火)の東京市場休場による薄商い時の大きな値動きに注意