ドルスイスフラン(USDCHF)の9/28(月)~10/2(金)の復習と10/5(月)~10/9(金)の値動きの見通しをまとめました。
欧州・英国・米国とも経済指標の軟化や追加刺激策の不透明感でリスクオフ・ムードが漂っているところにトランプ米大統領の新型コロナウィルス感染の一報で、米大統領選挙の行方も不安材料化しています。
9/28週後半を引き継いで、様子見の横ばい~フラン買い先行の値動きとなるかに注目です。
2020/9/28(月)~10/2(金)のドルスイスフランはどう動いた?
値 | 9/21週 | 9/28週 |
始値 | 0.90952 | 0.92807 |
高値 | 0.92962 | 0.92954 |
安値 | 0.90867 | 0.91623 |
終値 | 0.92892 | 0.92054 |
ボラティリティ | 209.5 | 133.1 |
経済回復の停滞感や新型コロナウィルス感染拡大への不安からリスクオフ・ムードとなり、9/28週の開始直後からジリジリとドル売りフラン買いが先行。
0.91700付近のサポートラインが支えるまでジリジリと値を下げたが、その後は売り買いの一進一退の値動きに。
週後半は米雇用統計前の様子見となったが、リスクオフのムードを振り払えないまま終値0.92054で週を終えた。
2020/9/28(月)~10/2(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/5(月) | 【休場】中国 18:00 ユーロ圏小売売上高 23:00 米ISM非製造業景況指数 |
10/6(火) | 【休場】中国 12:30 豪政策金利発表 21:30 米貿易収支 |
10/7(水) | 【休場】中国 23:30 米EIA週間石油在庫統計 27:00 米FOMC議事録(9/15,16開催分) 28:00 米消費者信用残高 |
10/8(木) | 【休場】中国 |
10/9(金) |
2020/10/5(月)~10/9(金)のドルスイスフランの見通しは?
欧州に目を向ければ、各経済指標の軟化やEUの復興基金に関する協議の遅れに加えて新型コロナウィルス感染再拡大とリスクを取ることができない材料が多い。
他方、米国ではトランプ大統領の新型コロナウィルス感染から米大統領選挙の行方に不透明感が増しており、安全資産への運用資金の流入が強まりそう。
市場ではECBの追加刺激策が年末までに打ち出すことができるか?に注目が集まりつつあり、0.92000付近を軸に模様眺めの値動きとなりそう。
上値は9/25(金)高値の0.93000付近まで、下値は0.91300付近を下抜ければ0.90700付近のサポートラインまでとなりそう。
- 各経済指標の軟化・EUの復興基金の協議の遅れ・新型コロナ感染再拡大とリスクが多い
- 米大統領感染により米大統領選挙の行方に不透明感が増している
- ECBの追加刺激策が年末までに打ち出すことができるか?に注目
- 0.92000付近を軸に模様眺めの値動きが続きそう
- 上値は9/25(金)高値の0.93000付近まで
- 下値は0.91300付近を下抜ければ0.90700付近まで