ポンドドル(GBPUSD)の11/2(月)~11/6(金)の復習と11/9(月)~11/13(金)の値動きの見通しをまとめました。
両陣営とも法的手段も辞さない構えから、米大統領選挙の結果確定後も混乱が続きそうです。
加えて米雇用統計の伸び鈍化から米景気回復ペースの減速と、米上下両院のねじれ状態から大型追加経済対策実施後退の見通しもドル売り材料となるか?に注目したいですね。
2020/11/2(月)~11/6(金)のポンドドルはどう動いた?
値 | 10/26週 | 11/2週 |
始値 | 1.30556 | 1.29247 |
高値 | 1.30795 | 1.29426 |
安値 | 1.28807 | 1.28542 |
終値 | 1.29503 | 1.29130 |
ボラティリティ | 198.8 | 88.4 |
11/2週は荒い値動きとなったが、10/26週の下落の流れを1.28600付近のサポートラインが支えてポンド買いドル売りの値動きとなった。
主要通貨に対してドルが売られる展開が続く中で、米上下両院のねじれ状態が続くことで大型の追加経済対策実施が遠退くとの見通しからリスクオフとなり一時的ながらドルが買われる場面もあった。
しかし10/6(金)発表の米雇用統計では前月からの伸びが鈍化し米経済回復ペースが失速するとの見方から大きくドルが売られてポンド買いが進み、1.31700付近が上値を抑え込むまでポンド買いが進んだ。
2020/11/9(月)~11/13(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
11/9(月) | 08:50 日銀金融政策決定会合主な意見(10/28,29分) |
11/10(火) | 18:30 英雇用統計 |
11/11(水) | 10:00 NZ政策金利発表 |
11/12(木) | 19:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 22:30 米消費者物価指数 25:00 米EIA週間石油在庫統計 |
11/13(金) | 19:00 ユーロ圏20年度第3四半期GDP(改定) 19:00 ユーロ圏貿易収支 22:30 米生産者物価指数 |
11/14(土) | |
11/15(日) | ☪新月 |
2020/11/9(月)~11/13(金)のポンドドルの見通しは?
11/7(土)深夜にバイデン候補当確の速報が流れたが、米大統領選挙の混乱は法廷闘争も辞さない様相となってきた。
ここ数週間の間に米大統領選挙の結果が確定すればドル買いが再開するとの市場の見方もあるが、米経済の減速感が払拭されない間はポンド買いドル売りの流れは続きそう。
加えて米国内の新型コロナウィルス感染者が過去最多を更新したことも、今後のドル売り材料となりそう。
上値は1.32500付近のレジスタンスラインが目安となりそう、また下値は1.28600付近のサポートラインまでとなりそう。
忘れずに、引き続き米大統領選挙の行方を注視しておきたい。
- 米大統領選挙の混乱は法廷闘争も辞さない様相
- 米経済の減速感が払拭されなければポンド買いドル売りの流れは続きそう
- 米国内の新型コロナウィルス感染者が過去最多更新もドル売り材料となりそう
- 上値は1.32500付近のレジスタンスラインまで
- 下値は1.28600付近のサポートラインまで
- 引き続き米大統領選挙の行方を注視しておきたい