直近3週間で、4/17(水)から1ヶ月以上続いた豪ドル円の下落傾向に変化が見られる。
この変化を生み出しているのは、75.000~75.400間の強力なサポートラインが作用し続けているため。
次週6/10週もこの75.000~75.400付近のサポートラインが作用し続けることができるのかに注目したい。
次週6/10週の豪ドル円の注目ポイントは次の4つ。
- 下落→停滞傾向に移行した流れが6/10週でどうなるか?
- 75.000~75.400付近の支持層は作用し続けるか?
- 76.000~76.400付近の抵抗層は変わらず堅いか?
- 75.400~76.000間の神経質な値動きに注意
75円付近に買いポジションがかなり溜まってますが、さしたる材料が見当たらない中でこの買いポジションの行方に注目したいところです。
次週6/10週の豪ドル円の注目ポイントを詳しく解説します!
2019/6/3(月)~6/7(金)の豪ドル円チャートのおさらい
先々週(5/20週)と先週(5/27週)の豪ドル円チャートのおさらい
値 | 先々週(5/20週) | 先週(5/27週) |
始値 | 76.079 | 75.692 |
高値 | 76.390 | 76.164 |
安値 | 75.391 | 75.087 |
終値 | 75.717 | 75.194 |
ボラ | 99.9pips | 107.7pips |
方向 | 下向き | 下向き |
先々週(5/20週)は前週(5/13週)に引き続き下落傾向となったが、75.400付近が強力なサポートとなり下落を食い止めた。
先週(5/27週)は先々週(5/20週)で75.400付近まで下げた反動か、週明け5/20(月)の開始早々から反発上昇したが76.400付近で上値をしっかり抑えられ失速、始値を割り込む75.194で週を終えた。
75.400付近の強力な支持線が作用した影響で、4/17(水)から続く下落傾向は先々週(5/20週)と先週(5/27週)でやや勢いを削がれた。
2019/6/3(月)~6/7(金)の豪ドル円チャートのおさらい
値 | 先週(5/27週) | 今週(6/3週) | 説明 |
始値 | 75.692 | 75.020 | 上に窓を開けるが すぐ閉じる |
高値 | 76.164 | 75.902 | 76円手前で 抑えられる |
安値 | 75.087 | 74.967 | 75円で 踏み止まる |
終値 | 75.194 | 75.724 | しっかり 切り上げる |
ボラ | 107.7pips | 93.5pips | やや低調 |
方向 | 下向き | 横ばい | 週では上昇 日では横ばい |
月日 | ボラ | 説明 |
6/3(月) | 51.8pips | 上昇 |
6/4(火) | 62.4pips | 上昇 |
6/5(水) | 50.0pips | 76円手前で 抑え込まれる |
6/6(木) | 49.9pips | 前日反発上昇 |
6/7(金) | 32.7pips | 前日を維持 |
平均 | 49.4pips | 低調 |
2019/6/3(月)~6/7(金)の豪ドル円チャートはどう動いた?
先々週(5/20週)で4/17(水)から続く下落傾向がやや緩み、先週(5/27週)でほぼ横ばいとなった流れを受けた今週(6/3週)。
今週(6/3週)がほぼ横ばいの値動きとなったことで、1ヶ月以上続いた下落傾向がここ3週間で下落→停滞傾向に移行した。
一時的に割り込んだものの、75円付近は「絶対に割り込ませない」という各市場参加者の強い意志が表れ、再び75.400付近のサポートが作用し始めて週を終えた。
次週(6/10週)の豪ドル円の注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 80.500 | 4/18(木)高値付近 |
抵抗 | 79.600 | 2019年レンジ上限 |
抵抗 | 77.800 | 2019年レンジ下限 |
抵抗 | 77.000 | 今年1月前半の 強力な支持線 |
抵抗 | 76.400 | 2016年6~9月の 強力な支持線。 |
支持 | 75.400 | 年始オーバーシュート直後の支持線 ここを抜けると新たな局面に移行 |
支持 | 75.000 | 市場が死守する支持線 |
支持 | 74.100 | 2019年の奈落 |
75.000~75.400間のサポートラインは生きているか?
直近3週間は75.000~75.400間のサポートラインが強力に作用した影響でほぼ横ばいとなり、4/17(水)から1ヶ月以上も続いていた下落傾向が停滞している。
6/4(火)に豪金融政策発表があったものの、次週6/10週の指標発表スケジュールを確認すると、豪ドル円の値動きに大きな影響を及ぼす指標発表はなく、6/10週は豪ドル円の値動きに直接働きかける材料に乏しい。
こうした状況の中で、6/10週も75.000~75.400間のサポートラインが作用し続けるのかに注目したい。
75.000付近がサポート、しかし76.000付近は重たい
75.000~75.400付近は相当に堅く、ここを踏み台にして上昇することは可能。
一方、前週5/27週の高値76.000付近も快く上抜けできるほどには薄くなく、さらに76.400付近ではしっかりと抑え込まれそう。
上・下いずれにしても値動きの材料があってこそなので、6/10週はトレードしにくい神経質な値動きとなる可能性も考慮していおきたい。
まとめ:次週(6/10週)の豪ドル円の注目ポイントは?
これまでの内容をまとめると、次週6/10週の豪ドル円の注目ポイントは次の通り。
- 下落→停滞傾向に移行した流れが6/10週でどうなるか?
- 75.000~75.400付近の支持層は作用し続けるか?
- 76.000~76.400付近の抵抗層は変わらず堅いか?
- 75.400~76.000間の神経質な値動きに注意
75.000付近で拾ったり76.000付近で掴むトレードが想像できるが、様子見相場になりそうだとトレードしにくい1週間になりそうだ。