【復習】11/25週の豪ドル円のおさらいと12/2週の見通し

11/25週の豪ドル円はジリジリと値を上げましたが、背景のひとつにオーストラリア準備銀行（RBA）のロウ総裁の「政策金利が下がらないと量的緩和を検討しないぞ」発言で利下げ観測が強まって豪ドル圧迫がありますね。

12/2週は米雇用統計週ですが12/3(火)には豪政策金利発表も予定されており、週始めから材料盛りだくさんですが、米雇用統計発表までは様子見の展開が続きそうです。

2019/11/25(月)～11/29(金)の豪ドル円チャートのおさらい

前週11/18週はやや下落傾向となったが、11/25週は73.740付近のサポートラインを支えられた後にここを踏み台としてジリ高の展開に。

ただ米中通商協議の不透明感や利下げ観測の高まりが豪ドルに重石となって、11/25週後半はやや値を下げた。

11/25週としては値を上げたものの、74円台を維持できず終値73.989で週を終えた。

線種	価格帯	説明
抵抗	80.500	4/18(木)高値付近
抵抗	79.600	2019年レンジ上限
抵抗	77.800	2019年レンジ下限
抵抗	77.000	今年1月前半の強力な支持線
抵抗	76.400	2016年6～9月の強力な支持線
抵抗	76.000	5月末と7月の抵抗線
抵抗	75.840	7月前半の抵抗線 7月後半の支持線
抵抗	75.600	6/24週後半のやや弱い抵抗線
抵抗	75.400	年始オーバーシュート直後の支持線ここを抜けると新たな局面に移行
抵抗	75.250	6月初めと7月半ばの支持線
抵抗	75.000	市場が死守する支持線
抵抗	74.500	2019年9月半ばの抵抗線
抵抗	74.100	強力な支持線
支持	73.740	2019年11月後半の支持線
支持	73.310	2019年9月後半の抵抗線
支持	73.000	2016年6月後半の強力な支持線
支持	72.650	2019年8月の抵抗線 2019年9月後半の支持線
支持	72.260	2009年7月前半の支持線
支持	71.800	2019年8月前半の支持線
支持	71.200	2009年7月前半の支持線
支持	70.500	2008年11月の抵抗線
支持	69.600	2009年3月の抵抗線

結果発表までは様子見の値動きとなる米雇用統計週だが、12/3(火)に豪政策金利発表が予定されており注目が集まる。

そんな中で「量的緩和を検討しない」との豪中銀ロウ総裁の発言を受けて追加利下げ観測が高まり、豪ドルへの売り圧力が増している状況。

12/2週は73.740付近のサポートラインを下支えに、週前半は様子見の値動きとなりそう。

上値の目安は74.500付近の抵抗までとなるが、やや重い印象で強い豪ドル買いの材料が求められそう。

一方下値の目安は73.740付近のサポートラインを下抜けると、73.310付近のサポートラインまでとなりそう。

これらの内容をまとめると、次週12/2週の豪ドル円の見通しは次の通り。

日付	スケジュール内容
12/2(月)	24:00　米建設支出
12/3(火)	12:30　豪政策金利発表 19:00　ユーロ圏生産者物価指数 24:00　米ISM製造業景況指数
12/4(水)	21:00　米MBA住宅ローン申請指数 22:15　米ADP雇用統計 24:00　カナダ政策金利発表 24:30　米EIA週間石油在庫統計
12/5(木)	19:00　ユーロ圏19年第3四半期GDP（確報） 19:00　ユーロ圏小売売上高 22:30　米新規失業保険申請件数 24:00　米ISM非製造業景況指数 24:00　米製造業受注
12/6(金)	22:30　米雇用統計 29:00　米消費者信用残高
12/7(土)
12/8(日)