豪ドル円(AUDJPY)の10/5(月)~10/9(金)の復習と10/12(月)~10/16(金)の値動きの見通しをまとめました。
市場予想通り政策金利据え置きながら追加措置の可能性に言及したことで一時的に豪ドル売りが入りましたが、良好な中国指標結果と原油・鉄鉱石価格の上昇に後押しされて、しっかりと上値を切り上げましたね。
このまま豪ドル買いが進むなら77.000付近での利益確定売りが入りそうですが、足元の75.000付近がしっかりしている印象もあって堅調な地合は続きそうです。
2020/10/5(月)~10/9(金)の豪ドル円はどう動いた?
値 | 9/28週 | 10/5週 |
始値 | 74.142 | 75.445 |
高値 | 76.053 | 76.520 |
安値 | 74.113 | 74.933 |
終値 | 75.450 | 76.480 |
ボラティリティ | 194.0 | 158.7 |
75.000付近のサポートラインに支えられて、75.650付近まで値を戻して始まった10/5週。
10/6(火)の豪政策金利発表では市場の予想通り政策金利を据え置いたものの中銀が追加措置に言及したことから、再び75.000付近に支えられるまで一時的に値を下げた。
10/5週後半は米追加経済対策合意の進展などでリスク選好の値動きが加速、原油・鉄鋼性の価格上昇も後押しして終値76.480と上値を切り上げて週を終えた。
2020/10/12(月)~10/16(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/12(月) | 【休場】カナダ |
10/13(火) | 17:30 英雇用統計 21:30 米消費者物価指数 |
10/14(水) | 18:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 21:30 米生産者物価指数 |
10/15(木) | 21:30 米NY連銀製造業景気指数 21:30 米フィアデルフィア連銀景況指数 24:00 米EIA週間石油在庫統計 |
10/16(金) | 18:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 18:00 ユーロ圏貿易収支 21:30 米小売売上高 22:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
10/17(土) | ☪新月 |
10/18(日) |
2020/10/12(月)~10/16(金)の豪ドル円の見通しは?
人民元とのつながりが濃い豪ドルは、コロナ禍第一波以降の回復傾向が顕著な中国の指標によく反応して上値を切り上げている印象。
原油・鉄鉱石価格の推移と合わせて、中国指標結果に注目しておきたい。
他方、マイナス金利導入の可能性は極めて低いとする豪中銀の動きが材料視されるが、特に11月の豪中銀理事会で政策金利を過去最低水準の現行0.25%から0.1%へ引き下げるか?に注視したい。
76.450付近を中心とした値動きの中で上値は77.000付近での利益確定売りに阻まれそうだが、上抜けすれば77.630付近のレジスタンスラインまでとなりそう。
一方、下値は75.000付近の強いサポートラインまで、ここを抜けると74.000付近までは速い値動きとなりそう。
- 中国指標結果・原油と鉄鉱石の価格を注視したい
- 豪中銀による金利引き下げの言動が売り買い材料となるかに注目したい
- 上値の目安は77.000付近を上抜けできれば次は77.630付近まで
- 下値の目安は強い75.000付近を下抜けると74.000付近までは速そう