ドル円(USDJPY)の9/28(月)～10/2(金)の復習と10/5(月)～10/9(金)の値動きの見通しをまとめました。
米湖統計週によくある様子見相場から一転、10/2(金)のトランプ米大統領の新型コロナ感染のサプライズで一時的にドルが大きく売られました。
材料視されやすい選挙・景気刺激策・持続的な経済回復の3つにトランプ米大統領の容態が新たに加わって、リスクオフ・ムードは当面続きそうです。
2020/9/28(月)～10/2(金)のドル円はどう動いた？
| 値 | 9/21週 | 9/28週 |
| 始値 | 104.472 | 105.438 |
| 高値 | 105.699 | 105.803 |
| 安値 | 104.000 | 104.942 |
| 終値 | 105.551 | 105.331 |
| ボラティリティ | 169.9 | 86.1 |
105.300付近のサポートラインに支えられて、前週9/21週後半の横ばいの流れを引き継いで始まった9/28週。
10/1(木)までは完全に10/2(金)の米雇用統計を見据えた方向感のない値動きだったが、トランプ米大統領の新型コロナウイルス陽性の一報を受けて10/2(金)の東京市場終了直前に一気にドル売り円買いの流れに。
105.000付近に支えられるまでドルが売られたがNY市場でやや持ち直し、その後の米雇用統計の影響も限定的なまま終値105.331と週足ベースでは方向感のないまま週を終えた。
2020/9/28(月)～10/2(金)の指標発表スケジュール
| 日付 | スケジュール |
| 10/5(月) | 【休場】中国 18:00 ユーロ圏小売売上高 23:00 米ISM非製造業景況指数 |
| 10/6(火) | 【休場】中国 12:30 豪政策金利発表 21:30 米貿易収支 |
| 10/7(水) | 【休場】中国 23:30 米EIA週間石油在庫統計 27:00 米FOMC議事録(9/15,16開催分) 28:00 米消費者信用残高 |
| 10/8(木) | 【休場】中国 |
| 10/9(金) |
2020/10/5(月)～10/9(金)のドル円の見通しは？
材料視されそうな米国内の出来事である選挙・景気刺激策・持続的な経済回復の3つに、新型コロナウィルスに感染したトランプ米大統領の容態が新たに加わった。
米大統領選挙まで残り5週間となり、市場が不安定化し始めている最中の米大統領の感染はさらに不透明感を増すとの懸念も広がる。
10/2(金)の米雇用統計の結果は軟調で、追加経済対策の必要性が増したがその道筋も不透明でリスクオフムードに伴うボラティリティ低下は当面続きそう。
105.300付近を中心とした値動きとなりそうで、上値は106.500付近のレジスタンスラインまで、下値は104.200付近のサポートラインまでとなりそう。
- 選挙・景気刺激策・持続的な経済回復の3つの売り買い材料にトランプ米大統領の容態が加わる
- 米大統領感染により米大統領選挙の不透明感が一層増す懸念が広がりそう
- リスクオフムードは続きそうでボラティリティ低下となるか見極めたい
- 105.300付近を中心とした値動きとなりそう
- 上値は106.500付近のレジスタンスラインまで
- 下値は104.200付近のサポートラインまで
