8/12週は1.12400付近の上抜けを狙いつつ様子見で始まったが、 1.12400付近手前の非常に重い抵抗が上昇を阻んだ。
その直後の8/13(火)夜、対中関税実施の一部延長のトランプ砲に被弾。
強力な支持線1.10100付近をあっさり下抜けると1.10560付近の手前でサポートされるまで大きく値を下げた。
こうした8/12週の値動きを踏まえて、次週8/19週のユーロドルの見通しは次の通り。
- ユーロの弱さは引き続き継続しそう
- 2018年9月から続く下落トレンドは1.03340付近到達まで継続しそう
- 1.10750付近を下抜けるかどうか、下値を試す展開になりそう
- 下値の目標は1.10270付近のサポートライン
- 米ドル売りのサプライズで一時的に1.11440付近までは上昇しそう
米中貿易問題で神経質な為替相場が続いていますが、米ドル買いの材料がサプライズで提供されるとユーロドルの値動きに大きく影響しそうです。
8/19週はエントリータイミングに注意したいですね。
2019/8/12(月)~8/19(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 8/5週 | 8/19週 | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 1.11200 | 1.11978 | 8/12(月) | 68.6 |
高値 | 1.12495 | 1.12307 | 8/13(火) | 58.6 |
安値 | 1.10981 | 1.10663 | 8/14(水) | 60.1 |
終値 | 1.11887 | 1.10892 | 8/15(木) | 67.0 |
ボラ | 151.4 | 164.4 | 8/16(金) | 45.9 |
方向 | 横ばい | 横ばい | – | – |
2019/8/12(月)~8/16(金)のユーロドルはどう動いた?
8/12週は前週8/5週で上昇した値幅を米ドル買いで取り戻して、行って来いの値動きとなった。
1.12400付近の上抜けを狙いつつ様子見で始まった8/12週。
8/13(火)夜、対中関税実施の一部延長のトランプ砲に被弾後、強力な支持線1.10100付近をあっさり下抜けると1.10560付近の手前でサポートされるまで大きく値を下げた。
次週(8/19週)のユーロドルの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.14370 | 昨年11月・12月と 今年3月の抵抗線 |
抵抗 | 1.14100 | 今年2月末の抵抗線 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
抵抗 | 1.13430 | 2月中頃の抵抗線 |
抵抗 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
抵抗 | 1.12770 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
抵抗 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
抵抗 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
抵抗 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
抵抗 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
支持 | 1.10750 | 2019年7月末の 支持線 |
支持 | 1.10560 | 2017年5月前半の抵抗線 |
支持 | 1.10270 | 2019年8月の 支持線 |
ユーロの弱さが際立つ展開に
前週8/5週に1.12120付近の抵抗に上値をしっかりと押えられたが、トランプ砲被弾によるドル買い開始の8/12週も引き続きしっかり押えられた。
2018年9月から続く下落トレンドはブレイクすることなく継続中で、常に上値の重い値動きとなっている。
この上値の重い下落トレンドの底は1.03340付近となっており、そこまではユーロ売りドル買い継続の可能性が高い。
1.10750付近を下抜けるか?
8/12週は1.10750付近手前で反発したが、ユーロ売りのトレンドは衰えていない。
8/19週は1.10750付近を中心に下値を試す展開となりそうだ。
ただ米ドル売りのサプライズがある場合は、効果は限定的ながら1.11440付近の抵抗に押えられるまでは上昇する場面もありそう。
まとめ:次週8/19週のユーロドルの見通しは?
以上を踏まえて、次週8/19週のユーロドルの見通しは次の通り。
- ユーロの弱さは引き続き継続しそう
- 2018年9月から続く下落トレンドは1.03340付近到達まで継続しそう
- 1.10750付近を下抜けるかどうか、下値を試す展開になりそう
- 下値の目標は1.10270付近のサポートライン
- 米ドル売りのサプライズで一時的に1.11440付近までは上昇しそう
米中貿易問題で神経質な為替相場が続いているが、米ドル買いの材料がサプライズで提供されるとユーロドルの値動きに大きく影響しそうだ。
売り買いの材料に乏しい場合は方向感のない値動きとなるので、エントリータイミングに注意したい週となりそうだ。