1.09400付近のサポートラインにしっかりと支えられて反転上昇して高値が1.10750付近を突破した場面もあった。
しかし米雇用統計発表など米重要指標結果がマチマチだったことを受けて方向感のない値動きとなり、結局は終値1.10250と前週8/26週の安値を更新して週を終えた。
これを踏まえて次週9/9週のユーロドルの見通しは次の通り。
- ユーロ < 米ドルは変わらず
- 1.10270付近を中心とした値動きになりそう
- 1.10750付近の抵抗は強く作用しており上抜けは難しそう
- ドル買いの流れに傾くと速い値動きとなり安値は1.09400付近が目安に
- 9/12(木)のECB政策金利発表に注目したい
米ドルに対してユーロの弱さは相変わらずです。
世界経済の先行き不透明感の払拭に躍起になった9/2週の流れを、9/9週も継続するのかか?に注目したいですね。
2019/9/2(月)~9/6(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 8/26週 | 9/2週 | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 1.11498 | 1.09896 | 9/2(月) | 38.6 |
高値 | 1.11639 | 1.10847 | 9/3(火) | 52.8 |
安値 | 1.09633 | 1.09259 | 9/4(水) | 70.0 |
終値 | 1.09936 | 1.10250 | 9/5(木) | 68.0 |
ボラ | 200.6 | 158.8 | 9/6(金) | 37.0 |
方向 | 下方向 | 下方向 | – | – |
2019/9/2(月)~9/6(金)のユーロドルはどう動いた?
前週8/26週の流れを受けて、ユーロ売りドル買いでスタートした9/2週。
1.09400付近のサポートラインにしっかりと支えられて反転上昇、高値が1.10750付近を突破した場面もあったがその後ややジリ安の展開に。
米雇用統計発表など米重要指標結果がマチマチだったことを受けて方向感のない値動きとなり、結局は終値1.10250と前週8/26週の安値を更新して週を終えた。
次週(9/9週)のユーロドルの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.14370 | 昨年11月・12月と 今年3月の抵抗線 |
抵抗 | 1.14100 | 今年2月末の抵抗線 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
抵抗 | 1.13430 | 2月中頃の抵抗線 |
抵抗 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
抵抗 | 1.12770 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
抵抗 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
抵抗 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
抵抗 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
抵抗 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
抵抗 | 1.10750 | 2019年7月末の 支持線 |
抵抗 | 1.10560 | 2017年5月前半の抵抗線 |
抵抗 支持 | 1.10270 | 2019年8月の 支持線 |
支持 | 1.09900 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.09460 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.08700 | 2017年4月・5月の 強力な支持線 |
2018年9月末から続く下落トレンドは健在
ユーロドルは2018年9月末から下落トレンドが続いており、9/2週も下落方向に値動きが進んだ。
米ドルは弱くなっているがそれ以上にユーロにチカラがない状態であることが、長く続く下落トレンドの原因だ。
今のところユーロの買い材料はなく、米ドルの売り材料によってユーロ高となる場面があるのみだ。
9/12(木)に予定されているECB政策金利発表が、ユーロドルに与える影響をしっかりと確認したい。
1.10270付近を中心にドル買いが進むか?
2019年7月・8月の値動きをしっかりとサポートした1.10750付近の抵抗は強く作用しており、ここを上抜けるのは容易ではない。
ECB政策金利発表と米中貿易問題の進展次第だが、1.10270付近を中心として値動きになりそう。
長期下落トレンドに押されて、一度ドル買いの流れになると安値の目安は1.09400付近となりそう。
まとめ:次週9/9週のユーロドルの見通しは?
以上を踏まえて、次週9/9週のユーロドルの見通しは次の通り。
- ユーロ < 米ドルは変わらず
- 1.10270付近を中心とした値動きになりそう
- 1.10750付近の抵抗は強く作用しており上抜けは難しそう
- ドル買いの流れに傾くと速い値動きとなり安値は1.09400付近が目安に
- 9/12(木)のECB政策金利発表に注目したい
世界経済の先行き不透明感の払拭に躍起になった9/2週の流れを、9/9週も継続できるか?に注目したい。