10/21週に下げた分だけ10/28週に上げて戻してきましたね。
ユーロ圏も米国も各指標結果から経済後退(リセッション)が懸念される中、様子見の値動きに終始して一方的なトレンドとなりにくい状況は11/4週以降も続きそうです。
2019/10/28(月)~11/1(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 10/21週 | 10/28週 |
始値 | 1.11605 | 1.10795 |
高値 | 1.11793 | 1.11756 |
安値 | 1.10730 | 1.10736 |
終値 | 1.10795 | 1.11642 |
ボラ | 106.3 | 102.0 |
方向 | 下方向 | 横ばい |
2019/10/28(月)~11/1(金)のユーロドルはどう動いた?
前週10/21週にドル買いが進んだ分だけ、10/28週はユーロ買いドル売りが進んだ。
前週10/21週の流れは1.10750付近のサポートラインで食い止められ、ここを踏み台にしてユーロ買いに転じた。
その後1.11730付近の抵抗に上ヒゲを伸ばして上値を押えられ減速、終値1.11642で週を終えた。
次週(11/4週)のユーロドルの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.14370 | 昨年11月・12月と 今年3月の抵抗線 |
抵抗 | 1.14100 | 今年2月末の抵抗線 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
抵抗 | 1.13430 | 2月中頃の抵抗線 |
抵抗 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
抵抗 | 1.12770 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
抵抗 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
抵抗 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
支持 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
支持 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
支持 | 1.10750 | 2019年7~8月の 支持線 |
支持 | 1.10560 | 2017年5月前半の抵抗線 |
支持 | 1.10270 | 2019年8月の 支持線 |
支持 | 1.09900 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.09400 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.08700 | 2017年4月・5月の 強力な支持線 |
1.11440付近のサポートラインを中心に様子見の値動きになりそう
日足を確認すると1.11730付近をトップに、1.10750付近をネックラインとして反転を示唆するダブルトップを形成しつつあるように見える。
とはいえ、米経済の後退(リセッション)が懸念される中で英EU離脱の不透明感が増していることやユーロ圏の経済状況も芳しくなく、売り買いが交錯して明確なトレンドが出にくい状況となっている。
11/4週は1.11440付近のサポートラインを中心とした値動きとなり、各国指標の結果待ちとなりそう。
上値は1.11730付近の抵抗までが目安で、下値は1.10750付近のサポートラインまでとなりそう。
米中通商協議の進展を好感できれば、1.10270付近まで米ドルが買われる展開になりそう。
まとめ:次週11/4週のユーロドルの見通しは?
以上を踏まえて、次週11/4週のユーロドルの見通しは次の通り。
- 米国・ユーロ圏双方の経済減速(リセッション)懸念の材料化に注意したい
- 1.11440付近のサポートラインを中心に各指標結果を見極める展開になりそう
- 上値の目安は1.11730付近の抵抗までとなりそう
- 下値の目安は1.10750付近のサポートラインまでとなりそう
- 米中通商協議の進展を好感できれば1.10270付近まではドル買いが進みそう
11/4週の指標スケジュール
日付 | スケジュール内容 |
11/4(月) | ※米・カナダが標準時間に移行 24:00 米製造業受注 |
11/5(火) | 12:30 豪政策金利発表 19:00 ユーロ圏生産者物価指数 22:30 米貿易収支 24:00 米ISM非製造業景況指数 |
11/6(水) | 08:50 日銀議事録要旨(9月18・19日分) 19:00 ユーロ圏小売売上高 21:00 米MBA住宅ローン申請指数 24:30 米EIA週間石油在庫統計 |
11/7(木) | 21:00 英政策金利発表 21:00 英金融政策委員会(MPC)議事録 21:00 英四半期インフレ報告 22:30 米新規失業保険申請件数 29:00 米消費者信用残高 |
11/8(金) | |
11/9(土) | |
11/10(日) |