【復習】11/4週のユーロドルのおさらいと11/11週の見通し

11/4週はしっかり米ドルが買われる展開になりましたね。

米中追加関税撤廃に関して米中双方の意見の食い違いを嫌気してリスクオフとなり、米ドル買いが進んだようです。

これで4週連続で1.10270～1.11730間の狭い値幅での値動きになりましたが、大きな売り買いの材料がなければこの傾向は続きそうです。

2019/11/4(月)～11/8(金)のユーロドルチャートのおさらい

11/4週は、1.10270付近のサポートラインが受け止めるまで一方的に米ドルが買われる展開となった。

米中は段階的な追加関税の段階的撤廃に合意したとされるが米政府がこれを否定し、米中通商協議の不透明感が増したことから安全資産の米ドルが買われた。

これでユーロドルは4週連続で、1.10270～1.11730間の狭い値幅で往復することとなった。

線種	価格帯	説明
抵抗	1.14370	昨年11月・12月と今年3月の抵抗線
抵抗	1.14100	今年2月末の抵抗線
抵抗	1.13900	2月末～3月初の抵抗線
抵抗	1.13430	2月中頃の抵抗線
抵抗	1.13240	4/22週高値付近
抵抗	1.12770	4月前後半の強力な抵抗線
抵抗	1.12120	5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に？
抵抗	1.11730	5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう
抵抗	1.11440	4月レンジの下限
抵抗	1.11100	かなり強力な支持線ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット
抵抗	1.10750	2019年7～8月の支持線
抵抗	1.10560	2017年5月前半の抵抗線
支持	1.10270	2019年8月の支持線
支持	1.09900	2017年 4月・5月の抵抗線
支持	1.09400	2017年 4月・5月の抵抗線
支持	1.08700	2017年4月・5月の強力な支持線

10/14週から4週連続で、1.10270～1.11730間の狭い値幅での値動きが続いている。

11/11週は米国・ユーロ圏双方の景気を占う指標発表が予定されており、結果を見極めながらも引き続き一進一退の攻防が続きそう。

ユーロドルを長期足で見ると2008年7月から下落トレンドとなっており、2018年2月以降から下落傾向を強めている最中。

このことから、1.10270付近を中心に上値は1.11730付近が目安となるが重く、いったん値を下げる展開になると下落ペースは速まりそう。

下値は1.09400付近のサポートラインが目安だが、1.08700付近まで下ヒゲを伸ばす展開となりそう。

以上を踏まえて、次週11/11週のユーロドルの見通しは次の通り。

日付	スケジュール内容
11/11(月)	08:50　日銀金融政策決定会合主な意見（10/30・31分）
11/12(火)	18:30　英雇用統計
11/13(水)	10:00　NZ政策金利発表 18:30　英消費者物価指数 18:30　英生産者物価指数 19:00　ユーロ圏鉱工業生産指数 21:00　米MBA住宅ローン新整数 22:30　米消費者物価指数
11/14(木)	19:00　ユーロ圏19年第3四半期GDP（改定） 22:30　米新規失業保険申請件数 22:30　米生産者物価指数 25:00　米EIA週間石油在庫統計
11/15(金)	19:00　ユーロ圏消費者物価指数確報 19:00　ユーロ圏貿易収支 22:30　米小売売上高 23:15　米鉱工業生産・設備稼働率
11/16(土)
11/17(日)