ユーロドル(EURUSD)の10/26(月)~10/30(金)の復習と11/2(月)~11/6(金)の値動きの見通しをまとめました。
新型コロナウィルス感染再拡大に歯止めが利かないEU諸国の状況からリスクオフのドル買いが先行しました。
11/2週は米大統領選挙の結果による一方的で大きな値動きとなる危険性があるので、トレードよりも入念な資金管理に注意したいですね。
2020/10/26(月)~10/30(金)のユーロドルはどう動いた?
値 | 10/19週 | 10/26週 |
始値 | 1.17155 | 1.18534 |
高値 | 1.18808 | 1.18593 |
安値 | 1.17031 | 1.16399 |
終値 | 1.18598 | 1.16464 |
ボラティリティ | 177.7 | 219.4 |
前週10/19週後半に引き続き1.18700付近の強力なレジスタンスラインに上値を抑えられて始まった10/26週は、各サポートライン手前で利食いのドル売りが入ったものの週を通じてユーロ売りドル買いとなるリスクオフの流れに。
特に9月後半から下値を支え続けた1.17200付近の強力なサポートラインを下抜けてからの値動きは速く、9月の安値を支えた1.16200手前付近に支えられるまで下値を押し下げた。
前週10/19週の上昇分をすべて吐き出し、前週安値を下回って4週振りの安値となる終値1.16464で週を終えた。
2020/11/2(月)~11/6(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
11/2(月) | 24:00 米ISM製造業景況指数 24:00 米建設支出 |
11/3(火) | ㊗文化の日 💫米大統領選投票日 12:30 豪政策金利発表 24:00 米製造業指数 |
11/4(水) | 08:50 日銀議事要旨(9/16,17分) 19:00 ユーロ圏生産者物価指数 22:15 米ADP雇用統計 22:30 米貿易収支 24:00 米ISM非製造業景況指数 24:30 米EIA週間石油在庫統計 |
11/5(木) | 19:00 ユーロ圏小売売上高 21:00 英政策金利発表 21:00 英金融政策委員会(MPC)議事録 28:00 米FOMC政策金利発表 28:30 米FRB議長記者会見 |
11/6(金) | 22:30 米雇用統計 29:00 米消費者信用残高 |
11/7(土) | |
11/8(日) | ☪下弦 |
2020/11/2(月)~11/6(金)のユーロドルの見通しは?
10/29(木)の会見でラガルド総裁は「新型コロナウィルス感染再拡大とその抑制策が経済に及ぼす重大な影響を認識している」と表明、12月の追加対策実行を示唆。
一方、米経済指標では3兆ドルを越える景気刺激策が奏功して米20年第3四半期GDP(速報)値が1947年以来最大の伸びを記録するなど、ユーロ売りドル買いの材料が整いつつある。
ただし11/3(火)の米大統領選挙の結果次第では10/26週までの値動きとは異なる一方方向に大きなトレンドが発生する可能性があり、要注意が必要。
1.16700付近を中心に、上値は1.18700付近のレジスタンスラインが目安となりそう。
ドル買いが大きく進めば、下値は1.50000付近の強力なサポートラインが目安となりそう。
11/2週はトレードよりも入念な資金管理が必要となりそう。
- ECBは12月に新型コロナウィルス感染再拡大への追加対策実行を示唆
- 米景気刺激策が奏功して個人消費を下支えしている
- 11/3(火)の米大統領選挙の行方と一方方向の大きな値動きに注意
- 上値は1.18700付近のレジスタンスラインが目安となりそう
- 下値は1.50000付近の強力なサポートラインが目安となりそう
- 11/2週はトレードよりも入念な資金管理に留意したい