【復習】5/20週のドル円のおさらいと5/27週の注目ポイント

おさらいと見通し
おさらいと見通し
のりポン
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109円の底堅さが目立った先々週(5/6週)と先週(5/13週)、さて今週(5/20週)は?

5/20(月)~5/24(金)のドル円をおさらいします。

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2019/5/20(月)~5/24(金)のドル円チャートのおさらい

先々週(5/6週)と先週(5/13週)のドル円チャートのおさらい

2019/5/6(月)~5/17(金) ドル円チャート(H1)
【2019/5/6(月)~5/17(金) ドル円チャート(H1)】
先々週(5/6週)先週(5/13週)
始値110.600109.752
高値110.959110.192
安値109.472109.020
終値109.970110.037
ボラ148.7pips117.2pips
方向下向き横ばい

先々週(5/6週)は、GW前の4/24(水)に112.400付近にタッチしてから続落する流れを引き継ぎ下落。

先週(5/13週)は109.150付近にサポートされて下落の流れを止めたが、その後は方向感のない値動きに終始して終えた。

2週間続いた下落傾向が先週(5/13週)にいったん落ち着いた格好だが、幾分下落圧力が弱まったとはいえ、まだその力を行使しそうだ。

2019/5/20(月)~5/24(金)のドル円チャートのおさらい

2019/5/20(月)~5/24(金) ドル円チャート(H1)
【2019/5/20(月)~5/24(金) ドル円チャート(H1)】
先週(5/13週)今週(5/20週)説明
始値109.752110.103東京時間に
向かって上昇
高値110.192110.673111円手前で
失速
安値109.020109.273109円手前で
サポート
終値110.037109.291反発なく終える
ボラ117.2pips140.0pips平均値
方向横ばい横ばい先週高値安値内
月日ボラ説明
5/20(月)50.9pipsロンドンで下げる
5/21(火)66.3pipsロンドンで上げる
5/22(水)38.5pipsジリ安
5/23(木)90.7pips米指標につられて
売り先行
5/24(金)47.2pips109.300付近に
支えられる
平均58.7pips低調

2019/5/20(月)~5/24(金)のドル円はどう動いた?

2019/4/30(火)~5/24(金) ドル円チャート(H4)
【2019/4/30(火)~5/24(金) ドル円チャート(H4)】

5/20週は終値が示す通り、109円付近に支えられる週だった。

底堅い109円に支えられた後に反発した前週5/13週の後半の上昇に続く形で5/20(月)・5/21(火)も上昇したが、動機らしい動機もなく110.600付近までが精一杯。

5/22(水)は動機待ちとなり、5/23(木)の米指標の結果を嫌気して円買いドル売りが加速、サポートらしいサポートもなく前週安値付近よりやや上の109.300付近に着地。

FRBと他国中銀の利下げ余地に差があることがドルの押し下げ要因との分析もあるが、確かに4/24(水)以降の下落傾向は5/20週もしっかりと続いている状況

来週(5/27週)のドル円の注目ポイントは?

2019/1/2(水)~5/24(金) ドル円チャート(D1)
【2019/1/2(水)~5/24(金) ドル円チャート(D1)】
線種価格帯説明
抵抗112.150昨年10~12月の強力な支持線
4月は強力な抵抗線になる
抵抗111.000昨年5・6月は抵抗線
4月は支持線となる
抵抗
支持
110.0001月は強力な抵抗線
3月後半は底堅い支持線となる
支持108.8001月末の強力な支持線
下抜けると今年の上昇傾向はリセット

押し下げる売り圧力と、支える109円付近の狭間で高まる圧力

5/20週に反発上昇があったものの即押し下げられた値動きを見ると、下落圧力は緩んでおらず健在。

一方で109円付近を下抜けさせたくない向きも強く、5/27週はこれまでの週以上に売り買いの圧力が高まる可能性がある。

また5/27(月)はロンドン市場とニューヨーク市場が休場となるため、売買取引量が減少することも考慮した値動きとなろう。

ただでさえ圧力が高まる5/27週、薄い商いに大量の売買を浴びせる短期勢の動向や米指標の結果によって値動きが大きく影響を受けることに注意したい。

各国休場のスケジュールを記事にまとめているので、合わせてご覧いただきたい。

110円付近が重い中、109円付近のサポートが作用し続けるか?

108.800付近のサポートラインはさすがに強力で簡単には下抜けなさそうだが、110円付近のレジスタンスラインの厚さもある。

上下からの圧力が高まる中で上昇傾向が発生しても、110円付近を高値に絡めながらレンジを形成する可能性がある。

一方、売り圧力が増大すると4/24(水)以降続く下落傾向に拍車がかかり、109円付近を易々と突破した場合は108.800付近でサポートが入る可能性がある。

米国と世界各国の均衡に関わる政治・経済ニュースによって値動きが急変する可能性がこれまで以上に高まってくるので、5/27週はより慎重にトレードしたいところだ。

まとめ:来週(5/27週)のドル円のポイントは?

これまでの内容をまとめると、5/27週のドル宴穏注目ポイントは次の通り。

  • 5/27(月)は米・英が休場のため、ロンドン・NY時間の値動きの急変に注意する
  • これまで以上に圧力が高まり、些細なきっかけで値動きに大きな影響を与える可能性がある
  • 4/24(水)から続く下落傾向がより高まれば、109円付近のサポートを突破し108.800付近までは速いペースで値下がりしそう
  • 米国と世界各国の均衡に関わる政治・経済ニュースをよくチェックする

米トランプ大統領は5/25(土)~5/28(火)まで日本を訪問しているが、訪日に油断してトランプ砲を見逃さないように留意しておきたい。