日本ではGW明けの週となった5/6週、ゴールドドル(XAUUSD)の値動きをおさらいして、次週5/13週の注目ポイントをまとめました。
2019/5/6(月)~5/10(金)のゴールドドルのおさらい
先々週(4/22週)と先週(4/29週)のおさらい
値 | 先々週(4/22~26) | 先週(4/29~5/3) |
始値 | 1275.75 | 1286.74 |
高値 | 1288.69 | 1287.23 |
安値 | 1266.31 | 1266.28 |
終値 | 1286.09 | 1279.13 |
ボラ | 2238pips | 2095pips |
方向 | 横ばい | 横ばい |
前週4/15週の下落が落ち着いてから先々週(4/22週)と先週(4/29週)は、1266.30~1288.60間のレンジを形成している。
さらに先々週(4/22週)と先週(4/29週)はこのレンジ間の中間となる1278.00付近を境にして、上振れるか下回るかを繰り返す値動き展開となっていた。
この規則的な値動きにより、GW中であったにせよ、注文・損切り・決済の各設定が容易でトレードしやすいと感じたトレーダーも少なからずいたのではないか?と思われる。
2019/5/6(月)~5/10(金)のゴールドドルのおさらい
値 | 先週(4/29~5/3) | 今週(5/6~5/10) | 説明 |
始値 | 1286.74 | 1280.73 | 下に窓明けスタート |
高値 | 1287.23 | 1291.48 | 1290ドル付近に 強力な抵抗線 |
安値 | 1266.28 | 1277.02 | 1278.00付近の 支持線が強く作用 |
終値 | 1279.13 | 1285.76 | 狭いレンジ内で終了 |
ボラ | 2095pips | 1446pips | 低調 |
方向 | 横ばい | 横ばい | 米ドル様子見か? |
月日 | ボラ | 説明 |
5/6(月) | 875pips | 下に窓明けスタート NY時間で閉まる |
5/7(火) | 786pips | 下に窓明けスタート NY時間で閉まる |
5/8(水) | 1212pips | 東京時間で上昇 1290ドル付近に抵抗線 |
5/9(木) | 860pips | 1279.60付近で支持 5/8下落分を取り戻す |
5/10(金) | 676pips | ジリ高で終了 |
平均 | 881pips | 低調 米ドルの様子見か? |
まとめ:5/6(月)~5/10(金)のゴールドドルのおさらい
短期的に見ると、低調な1週間だった。
5/8(水)NY時間は限定敵ながら動機付く場面も見られたが、終わってみれば1278.00~1288.60間の極めて狭い範囲での値動きに終始した。
先々週(4/22週)と先週(4/29週)の値動きの中心だった1278~1279ドル付近が、5/6週では強力なサポートラインとして作用しており、底堅い値動きとなった。
先々週から3週連続で横ばいの値動きと判定したが、1278.00~1288.60のレンジ内でジリジリを値を上げていることも確かなので、次週5/13週以降の値動きを注視したい。
来週(5/13週)のゴールドドルの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1294.50 | 4月前半の強い抵抗線 ここを上抜けると上昇傾向確定か? |
抵抗 | 1288.60 | 4/22週高値付近 3月前半の強い抵抗線 3月後半の強い支持線 ここを上抜けるかが上昇のポイント |
支持 | 1278.00 | 1月後半の強い支持線 4/15週・4/22週の支持・抵抗線 |
支持 | 1266.30 | 4/15週・4/29週の強力な支持線 ここを下抜けると下落傾向確定か? |
5/6週に引き続き狭い範囲での値動きに終始するか?
5/6週が米ドルの様子見のためか狭い範囲での値動きに留まったが、1288.60付近の強い抵抗線が圧力になり上昇を妨げる恐れがある。
米ドルからの資産撤退など米ドル売りが加速するなら、1288.60付近を突破後1285.00付近の抵抗を乗り越えれば1294.50付近の抵抗線までは意外に速く到達する可能性がある。
一方で5/6週の値下がりを支えた1278.00付近を下抜けた場合、次のサポートラインは1266.30付近にあって強力に作用することはGW中に実証済み。
米ドル売りが鈍化するようなら、5/6週同様1278.00付近を下限にしてレンジを形成することも考えられるが、2週続けてエネルギーを蓄えることになり突然の値動きに警戒したい。
まとめ:来週(5/13週)のゴールドドルの注目ポイントは?
上記をまとめると、来週5/13週のゴールドドルの値動きの注目ポイントは次の通り。
- 1278.00付近を踏み台にして上昇するか?
- 上昇した場合は1288.60付近、ついで1285.00付近にやや弱い抵抗線がある。
- 1285.00付近を上抜ければ1294.50付近の強力な抵抗線が重く圧し掛かる。
- 1278.00付近を下抜けると1266.30付近の強力な支持線で止まりそう。
- 動機薄だと1278.00付近を下限にレンジの形成も考慮。
米ドルを取り巻く現状としては米中貿易摩擦問題が目下最大の注目を集めており、来週5/13週はマーケット情報に加えて国際経済ニュースのチェックも欠かせない。
トランプ発言も見逃せないので、トランプtwitter発言を日本語訳してくれているtwitterアカウントを紹介しておくので、このおさらい記事と合わせてご確認いただきたい。